思いを寄せる先生と思い出の学校で…敏感なところをクチュクチュされて感じちゃう!

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思いを寄せる先生と思い出の学校で…敏感なところをクチュクチュされて感じちゃう! (ページ 1)

大学4年生になり、私は教育実習の事前挨拶のために母校を訪れていた。

私立高校ということもあってか、先生たちは変わらぬ顔ぶれで、緊張気味だった私も気持ちが和らいだ。
 

職員室の先生に挨拶をすませ、私はその足である場所へと向かう。

吹奏楽部の練習の音や、運動部の掛け声…。

それらの懐かしい音を聴いていると、あの頃にタイムスリップしたような気持ちになる。

実習先に母校を選んだのにはわけがあった。

私はここで、高校生の自分とさよならをする…。

コンコン。

社会科準備室のドアをノックすると、中から「ど〜ぞ〜」とまの抜けた返事が返ってくる。

(あの頃と変わらないな…)

*****

「教え子が教師だなんて、俺も歳とったよな〜。なあ、雪子、コーヒーでいいか?」

社会科の教師であり、2年生の時の担任だった神谷先生が聞いてきた。

「あ、いえ、おかまいなく…」

「ブハッ、お前らしくもないこと言うなって。いつも放課後にここに来て、菓子やらジュースやらねだってたくせに」

少しは大人になったところを見せたかったのだが、先生はそんな私をからかうように笑った。

「わ、私だって、今はコーヒーはブラックだし、お酒だって飲めるんです!もう、あの頃とはちがうんだから」

子供っぽいと笑われたのが悔しくて言い返すと、今まで見たことのない男の人の顔をした先生と目があった。

「悪い悪い…まさかお前が来るなんて思わなかったから懐かしくて、ついはしゃいじまった」

そして、私をじっと見つめてこう言った。

「綺麗になったな」

思いがけない言葉に、胸がキュンとうずく。

「卒業式のあと、先生と約束したから。大人になって戻ってきたら付き合ってくれるって言ったよね?その言葉を信じて自分磨き頑張ったんだから…」

実は、私は卒業式の日に先生に告白してフラれている。

理由は、私がまだ子供だから。

「ああ、忘れるもんか。俺は、お前が大人になるのを待っていたんだからな」

そう言って彼は、私を胸に抱き寄せキスをした。

「先生っ、誰かに見られちゃうっ」

すると先生はニッと笑って、後ろ手でカーテンを閉める。

「もうお前も大人なんだし、俺も我慢する必要はないよな?」

早く続きがしたくて、私はコクコクと頷いた。

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