幼馴染の恋愛相談に乗るだけのつもりが、なぜかセックスの練習に付き合うことになって… (ページ 3)

今日の私の服装は、相当にラフなものだった。

前を開けた状態でオーバーサイズのパーカーを羽織り、その下に薄手のキャミソールとブラを身に着けている。

瑞樹は、キャミソールの上からそっと胸の膨らみに触れた。

その手つきはこれでもかというほどに優しくて、胸の輪郭をなぞられるたびに、腰のあたりがきゅんと疼く。

「んっ、ふ…っ」

下から持ち上げるような動きで双丘が揉み解され、思わず熱い吐息が漏れた。

衣服越しに感じる体温に、汗がじんわりと滲み始める。こんなに焦らすような愛撫をされたのは初めてだった。

「こういうのでいいの?」

「うん、こういうの好き…っ」

しおらしく震える声でそう答えた次の瞬間、キャミソールの下に、瑞樹の手のひらが滑り込んでくる。

瑞樹はその下のブラジャーだけを脱がせると、まくり上げたキャミソールはそのまま下ろし、元の位置へと戻した。要するに、私は今ノーブラで服を着ている状態だ。

キャミソールのつるりとした生地が素肌に擦れる、それだけで背筋に甘い電流が走った。

弄ぶように乳首の周りをくるくるとなぞる、一番敏感なところを徹底的に避けた愛撫。じっくりと焦らされた乳首の感度は、これ以上ないほどに上がってしまっていた。

ぷっくりと尖った二つの突起が、キャミソールの薄布の上に浮き出ているのが嫌でも見える。

「ひゃっ…!?」

次の瞬間、薄布越しに小さくとがった乳首を、瑞樹の爪が引っかいた。一切の痛みはなく、強烈な快感だけが脳天を突き抜ける。

「っあ、瑞樹っ、んっ…これ、やば…い、かも…っ」

「瑠花、これ好きなんだ?」

いっぱいいっぱいになった頭でなんとか瑞樹の声を聞いて、二、三回首を縦に振る。

「…っ、すき、だけど…、んっ、ふ…これ、止めて、ぇ」

そう懇願しても、瑞樹の指は止まってはくれない。身をよじって快感を逃がすこともままならず、決して止むことのない刺激は呼吸すらも困難にする。

「何してんの、瑠花」

「あ…っ」

いつまでも慣れない快感に前傾しかけた体を、いつの間にか腰に回された腕でぐいっと引き寄せられた。

「…ねえ瑠花、本当に俺に彼女がいると思ってんの?」

いつもより、ワントーン低い瑞樹の声。

耳元に絡みつく熱っぽい吐息が私の思考力を奪っていく。どんどん早くなる心臓の鼓動が、やけに大きく感じられた。

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