夫に浮気され、その仕返しで自分も浮気しようとバーへ行ったら、男が話しかけてきて…

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夫に浮気され、その仕返しで自分も浮気しようとバーへ行ったら、男が話しかけてきて… (ページ 1)

仕事が忙しいと言っていた夫が実は浮気していた。

そういった話はよく聞くが、だからといって自分のところもそうだとは思わないだろう。

愛香も偶然夫と見知らぬ女が腕を組んで歩いているのも見かけなければ、夫の浮気に気づけなかったかもしれない。

「それでその仕返しに自分も浮気してやろうと思ったわけか」

そう言って酒を煽るのはバーで偶然出会った江戸川という男であった。

「まぁね。でも、最近全然セックスしてないから、寝ても気持ちよくならないかも」

愛香は自嘲気味に笑ってからグラスに入ったカクテルを飲み干す。

「へえ、あんたみたいな美人な妻をほっといて他の女に手を出すなんて、ろくな男じゃねぇな」

「あら、嬉しい。お世辞でもそんなこと言われたら悪い気がしないわね」

江戸川の言葉に愛香は嬉しそうに微笑む。

だが、彼は真剣な表情をして言った。

「いや、俺はお世辞なんか言わねえよ。本当にあんたが魅力的だと思うぜ」

「もう…うまいんだから」

その言葉に愛香は頬を赤らめる。

こんな口説き文句を言われるのも久しぶりだ。新婚だった頃は夫も言ってくれたが、最近はほとんど口も聞かない。

「今晩の相手が決まっていないなら、俺にしてみないか?悪いようにはしない」

そう言って彼が見せたのは、このバー近くにあるホテルの鍵である。

「ふふふ、いいわね。それじゃあお願いしようかしら」

愛香は江戸川とバーを出て、ホテルへと向かった。

*****

「んっ…ちゅぱ…」

部屋に入ると、江戸川は愛香の唇を奪う。

彼の舌が彼女の口内に侵入し、ねっとりと舐め回す。

(こんなキス久しぶり…)

まるで恋人同士のような情熱的なディープキスに、愛香は酔うような感覚を覚える。

キスを受け入れながら、彼の背中に手を回す。

(意外と筋肉質な体つきしているのね)

愛香は江戸川の肉体に触れてそう思う。

結婚してから夫は太っていくばかり。それに比べるとと、江戸川の体は引き締まっていた。

男らしそうな顔立ちと相まって、なんだかドキドキしてしまう。

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