セックスレスな夫婦。ある勘違いから、事態は思いも寄らないことに…

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セックスレスな夫婦。ある勘違いから、事態は思いも寄らないことに… (ページ 1)

私と誠一は、もうずっと長い間エッチをしていない。

結婚して五年。

別に険悪になったわけじゃなくて、ただ自然とそういうことをしなくなっただけ。

ずっと仲はいいし、週末は一緒に買い物に行ったりもする。

エッチがなくても、全然不満はない。

でも、最近友達の赤ちゃんを見てからは、私もそろそろほしいなあと思うように。

エッチしたいとは恥ずかしくて言えないから、あっちから誘ってもらえるように、自分磨きを頑張っている。

エステに行ったり運動したり、お化粧も変えてみたり…。

こんな回りくどいこと、ほんとはしたくないんだけど。

そんなある日、いつものように寝室に入った時のことだ。

突然、誠一に手首を掴まれ、ベッドに押し倒された。

「誠一…?ど、どうしたの?」

「なあ、浮気、してないよな…?」

「は?何言ってるの!?そんなことするわけないでしょ!?」

「でも、最近の真紀、綺麗になりすぎだろ。エステとか行ったことなかったじゃん。何があったんだよ」

「それは…その…」

まさか自分磨きのせいで浮気を疑われることになるなんて。

「…言えないの?」

「浮気じゃないから!とにかくそれはあり得ない」

「じゃあなんで」

「ただそういうことにハマっただけ。自分磨きして何が悪いの?」

あなたに誘われたくて頑張ったんだよ。

そう言えばいいだけなのに、その一言がどうしても言えない。

「…そう」

誠一の暗く沈んだ声が、胸を抉る。

やっぱり正直に言おう。

そう思って口を開いた途端、乱暴にキスされた。

「んっ…」

唇を絡み取られて、熱いものが込み上げる。

こんな激しいキスは、本当に久しぶりだった。

「ぷはっ…あっ、はあ…誠一…」

唾液の糸を引きながら、彼が唇を離す。

「正直に話すまで、今夜は寝かせないから」

「えっ、ま、待って。あっ…」

乱暴にパジャマを脱がされる。

「こんな下着、買ってたんだ…」

「あ…」

セクシーな真っ赤な下着。

誠一に抱いてもらった時のために購入したものだった。

「やっぱり浮気してるんだろ!」

「ち、違うわ!これはっ…」

「他の男に…こんな…」

下着も乱暴に剥ぎ取られ、素っ裸にされる。

嫉妬に燃えた誠一の目。

今まで見たことのないその表情に、胸が激しく高鳴った。

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