とある新人作家の秘めごと。彼氏に甘美に毎晩愛されてます! (ページ 2)

耳元でそう囁かれ、耳たぶにキスを落とされる。
意地でも、作業をさせながら責めたいらしい。
私は快楽を感じながらも、少しずつ文字を打っていく。

「う、うぅ…んっ」
「そうそう、その調子」
満足そうに、秋仁は私に口づける。
フレンチなキスを落としたかと思えば、そのまま深く舌を入れられ。

「んぅっ…はぁんっ」
キスでの快楽と秘部に与え続けられている快楽が同時にやってくる。
喘ぎ声もいつもより甘く柔らかく感じる。
とろんとなった私の表情に、秋仁は微笑む。

「その顔が、一番好き」

その穏やかで嬉しそうな声音に、私はかなりドキッとした。
「うん。そろそろ、いいんじゃない?」
言って、秘部からバイブをゆっくりと抜き取る秋仁。
バイブはすっかり私の愛液にまみれていた。

「ふふっ、玩具もお気に召したみたいで良かった」
「秋仁…もう、限界」
「わかってる。すぐにあげるから」

こたつに手を置くよう促され、私は彼に尻を突き出す体勢になる。
秋仁は男根を露わにすると、ゆっくりと私の秘部に挿入していく。
その瞬間もずっと気持ちが良くて、息は乱れ、秘部は未だに快楽を求めていた。

「…っ、全部入った」
動くよ、と優しく囁かれた一方で、後ろから強く突き上げられる。
「や、あぁんっ」
中を何度も擦られ、大波のような快感が迫ってくる。
あまりにも気持ちが良すぎて、思わず昇天しそうになる意識を何とか取り戻す。

「はぁ、はっ、あぁっ、はあぁんっ!」
吐息混じりの甘い嬌声が、部屋中に反響する。
それに感化されて、秋仁の腰の動きも激しくなる。

「あぁ…ははっ、里穂ってば、随分と気持ちよさそうだね」
「だ、だって、秋仁が中擦って…ひゃあ!?」
「ふふ、相性が抜群なのかな?」

笑って、秋仁は後方から私の首筋にキスを落とす。
その音と感触が心地好くて、私はきゅっと目をつむる。

「じゃあ、一回イこうね」
秋仁は私の腰をしっかり摑むと、男根を私に向かってもう一度突き上げた。
声にもならない声をあげ、私は大きく絶頂を迎えた。

大きく背を反らし、一瞬脱力する。
秋仁がそれに気づいて、そっと支えてくれた。

*****

「 ──どう? 作業は捗りそう?」
秋仁はキーボードの傍らにコーヒーと洋菓子を置いてくれた。

「うん。ちょうど恋愛小説の原稿で、そういうシーンも必要だったから」
「そっか。じゃあ、また愛されたくなったら言って?」
「あはは。そのうち、ね」

私はそう言って、パソコンに向かう。
今回も面白い作品が書けそうと期待を膨らませ、執筆を再開した。

-FIN-

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