ずっと好きだった幼馴染が、突然の結婚報告!?私はショックのあまり… (ページ 2)

やがて、彼は私の中から指を抜いた。

べとべとになった指で、私の頬をそっと撫でる。

それから激しいキスをしてくれた。

「んっ、ふうっ、んんっ」

舌を絡めながら、激しく互いを求め合う。

本当は、ずっとこういうことがしたかった。

でも、今の彼には婚約者がいる。

そう思うと、自然と涙が流れた。

蒼生は驚いた様子で私から唇を離し、涙を優しく拭ってくれた。

「ごめん、嫌だった…?」

「違う。私、だって…だって、蒼生は結婚するのに…」

「茉莉…」

「嬉しいの。ずっと、ずっと蒼生が好きだった。でも、今更何もかも遅いのに…こんなこと、許されないのに…私、幸せで…嬉しくて…」

最後まで言い終わらないうちに、蒼生に唇を塞がれた。

激しくキスをしながら、彼が大きくなったペニスを私のあそこにあてがう。

グチュグチュグチュッ!!

「んんんんんっ!!」

一気に貫かれて、ビクビクと体が震えた。

グチュ、グチュと愛液を飛び散らせながら、激しく中を抉られる。

「ああっ!ああんっ、ああっ!!」

「茉莉…!茉莉…!」

ぎゅっと手を握られながら、熱っぽく見つめられた。

夢でも見ているみたいで、本当に幸せな心地。

この幸せがずっと続けばいいのに…。

でも、そんな願いを抱くことも、この行為も、決して許されないことだって、わかってる。

涙が溢れて、止まらない。

「蒼生…蒼生!ああああああああっ!!」

「茉莉…!」

私たちは同時に果てた。

ぐったりとベッドに横たわり、肩で息をしていると、蒼生が私にそっとキスをしてくれた。

「茉莉、可愛い。そんなに泣いて…」

「だって…だって、蒼生は結婚するのに…!」

「ごめん。それ、嘘」

「え?」

驚いて蒼生を見つめると、彼はばつが悪そうに笑っていた。

「ほら、今日エイプリルフールじゃん?だからちょっと驚かせてみようと思って…。まさか本気にするとは思わなくてさ」

「嘘って…ええ!?じゃあ結婚しないの!?」

「しないよ。彼女なんていないし。いっつも茉莉と一緒だったのに、デートなんてする暇ないじゃん」

「騙したの!?ばかっ!」

「ごめん!ほんとごめん!俺が結婚するって泣いてた茉莉が、あまりに可愛くて…」

「もうっ!!」

嘘は酷いし、怒りも感じたけど、それより安堵の方が大きかった。

「茉莉、俺の彼女に、なってくれる…?」

「…あ、当たり前でしょ!」

「嬉しい!好きだ、茉莉。ずっと大切にする!」

蒼生は子供のように喜びながら、ぎゅっと私を抱き締めてくれた。

温かくて、優しい腕の中にいると、もう、嘘のことなんてどうでもいい。

ずっと好きだった人と結ばれて、本当に幸せ。

-FIN-

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