寂しい人妻の初めてのひとりイキ!現役ダンサーである彼の激あまレッスン!

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寂しい人妻の初めてのひとりイキ!現役ダンサーである彼の激あまレッスン! (ページ 1)

えみがバレエエクササイズに通い出して1ヶ月。

週1回の個人レッスンが楽しみだった。

元はといえば、夫に老けた、と言われた事がきっかけだった。会社の経営を両親から引き継いだ夫はなんでも自分本位だ。

えみが気分転換にパートに出たいと言っても、何かあった時の為に家にいろ、と言うだけだった。

老けた、と言われた時、夫はまだ自分に興味があったのかと驚いた。しかしそれは身綺麗な社長夫人でいろ、という事だった。

「じゃあ私、何か運動に通っていいかしら?」と思い切って尋ねた時、夫は「勝手にしろ」と興味なさげに答えた。

*****

えみは早速バレエエクササイズに申し込んだ。子供の頃憧れたバレエ。

教室を訪ねると、意外にも講師は若い男性だった。

「和哉です」

現役で踊りながら、個人レッスンも受け持っているという和哉は、細身に見えてしっかりとした筋肉が感じられる。

彼は礼儀正しく挨拶をし、えみの話を聞いてくれた。

「では週1回、木曜日の午後に」

それから1ヶ月、えみは木曜日が待ち遠しくてしょうがなかった。

「こんにちは、和哉先生」

「こんにちは、えみさん。今日も柔軟から行きましょう」

和哉と一緒にストレッチしていると、ふと和哉の指先が気になって集中できなくなる。

体を支えてくれる時、背中を押してくれる時…。

今も後ろからウエストを支えられながら、彼の手を意識している。

「えみさん」

と和哉が耳元で囁いた。

「鏡を見て、体を真っ直ぐに」

はっと鏡を見ると、微笑む和哉と目が合った。

「もっと伸び伸びと体を動かして」

そう言われてもどこか意識してしまって動きが小さくなってしまう。

「えみさん、鏡を見て。君はとてもきれいだ」そう言いながら和哉はえみのウエストに手を回した。

えみは鏡に映った和哉の瞳から目が逸らせない。

「こんなにきれいなのに…どうしていつももっと自分が出せないのかな…?もしかして…」

「もしかして…?」

「いや、なんでもないです。少しずつ頑張りましょう」

不意に和哉が手を離したのを、えみは少しさみしく思った。

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