迷路内の小部屋で後ろから奥まで突き上げられて…こんなところで気絶するほどイッてしまうなんて! (ページ 3)

「…!」

あっ、と思う間もなく、千春はベッドに押し倒された。

「やってみよう」

「やるって…やるんデスカ!?」

「やるんデス」

こんなところでエッチするのかと衝撃で目を見開く千春の口が、剛太の口に塞がれる。

急な口づけに慌てて剛太を押し返そうとするが、やさしく頭や肩を撫でられているうちに、千春の心が少しずつ落ち着いていった。

剛太のやさしいキスに、こわばっていた千春の身体から力が抜けていく。

やがて剛太の唇が離れていき、千春の名を囁いた。

「外に出る手段は見つからなかった。こうなったら、腹をくくろう」

「…わ、わかった」

剛太の真剣な目に、千春も心を決めた。

彼の手が、留めていたカーディガンのボタンを外し、その下のブラウスのボタンも外していく。

千春は少しドキドキしながら、その様子を見ていた。

どうしてこんなことになったのかと考えても、答えはわからない。

当たり前だが、普通の遊園地にこんなハチャメチャな仕掛けがあるとは思えない。

(となると、やっぱり剛太が言った…魔法的何か?)

そんなまさか、と納得しかねるものを感じた時、ブラジャーを上にずらされた感触に我に返った。

そして胸の先端を摘ままれると、千春の身体に快感のさざ波が立つ。

「…っ」

「ここ、弱いよな。耳も感じやすかったっけ」

そう言って覆いかぶさってきた剛太に耳の縁を軽く吸われると、先ほどまであった答えのない疑問は千春の頭から吹き飛び、代わりにさざ波だった快感が大きくなっていった。

官能の熱を帯びた吐息がこぼれると、身体を起こした剛太にじっと見つめられる。

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