普段はとても優しいカレなのに、とあるキッカケからその目が獣のようにギラつく… (ページ 4)

体を震わせたテツロウは、そのまま脱力し、トウコの上にのしかかりかけ、慌てて体を横にずらした。

トウコを潰さないように隣に体を横たえると、テツロウは強く抱き締めてくれた。

「…ごめん、歯止め、きかなかった…」

「い…いいよ、別に。気持ち、よかった…」

お互い息を切らしながら言うと、どちらともなく唇を重ねた。

そして至近距離で見つめ合うと、テツロウは労るようにトウコの頬を撫でた。

「大丈夫?体は痛まない?」

「うん、平気」

「本当、ごめん…」

珍しくシュンとしてしまったテツロウに、トウコは小さく吹き出した。

「気にしないで。私も、普段より求められてる気がして、すごくドキドキしてたから」

いつもは壊れ物を扱うように、優しく抱いてくれるテツロウ。

そんなカレが、こんにも激しく自分を求めてくれたのは、とても嬉しかった。

「そんな可愛いこと言っていいの?俺、まだ全然足りないから抱き潰すよ?」

「え!?それはちょっと…」

焦るトウコを無視して、テツロウはねっとりと乳房を持ち上げるように揉んできた。

「あ…んっ」

途端に漏れた色っぽい声に、テツロウは不敵な笑みを浮かべた。

間髪入れずに覆い被さるテツロウに、トウコは悲鳴をあげた。

次の日、宣言通り抱き潰されたトウコを献身的に世話するテツロウは、終始満面の笑みを浮かべていたのだった。

-FIN-

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