幼なじみバイオリニストに淫らに奏でられて!愛されすぎてエッチな体に調律された私 (ページ 3)

「…美結…」

気がつくと、祐樹が真剣な顔で私をのぞきこんでいた。

(今、私がいるのは、意識がなくなる前までと同じで、祐樹の部屋のベッドの中…だよね)

周りをきょろきょろしてみると、予想どおりここは祐樹の部屋だ。

私たちが裸のままなのも変わっていない。

どうやら祐樹は、気を失ってしまった私を心配してるみたい。

まばたきもせずに私をみつめている。

一方私は、気持ちよすぎて気を失ってしまうなんて、エッチな漫画や小説の中での出来事とばかり思ってたのに、まさか自分が体験してしまうとは…とテレくさい気分でいっぱい。

一人でイク姿を祐樹に見られてしまったわけだし。

なんだか気まずいと思った私に、祐樹が真面目な声で話しかける。

「俺、強引すぎたな。美結が俺の気持ちを受け入れてくれたのがうれしすぎて…美結の体に負担かけるような迫りかたして、ごめんな」

「…祐樹」

祐樹は「もう無茶なことはしないから」とささやき、私の唇にやさしく唇を押しあてた。

ずっと会えなかった私を、それでも想っていてくれたことが伝わってくる、あたたかなくちづけ。

祐樹に大切にされていることがわかるキスが、私たちは『幼なじみ』から『恋人』になったのだと意識させる。

その途端。

私は、自分が彼と最後まで結ばれたがっているということに気づく。

(私ったら…、祐樹の指で意識が飛ぶほど気持ちよくなってから、きっとまだそんなに時間はたっていないはずなのに!…どれくらい気を失ってたのか、わかんないけど…)

わかるのは私の心も体も、祐樹を求めているってこと。

「私、気持ちよすぎて気を失っちゃっただけで、負担なんかじゃなかったよ」

「本当か、美結」

「うん、だから祐樹と…その、さっきの続きを…したいなって思ってるくらい」

言い終えて体がカッと熱くなる。

祐樹のことはずっと大すきだった。

それにくわえて私は、彼があたえてくれる快感も大すきになってしまったみたい。

その日、私たちは何度も愛しあい、祐樹の唇と舌と指とアレは、私に悦びの声をあげさせつづけた。

-FIN-

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