大好きな彼に喜んで欲しくて…甘くて激しいバレンタインデー (ページ 2)

  

 それから、私は海斗の指と舌とローターで、何回イかされたんだろう。

 奥が切なくて、切ないくすぶりがしつこくて、私からおねだりしても一度も挿入してくれない。

 ――気持ち良すぎておかしくなっちゃいそう……。

 ベットにぐったりと横たわる私に海斗が

「ごめん、疲れちゃったよね」

 海斗が優しくキスをする。

「でも、これだけは最後にさせてほしいな」

 海斗はそう言うと、何かをポケットから取り出した。

 そして

「ひゃっ……なに……?」

 私のアソコに、ひやっとした冷たいものがくちゅくちゅと擦りこまれる。

「やぁ……あんっ! そこ、そんなふうに塗らないでぇ……!」

 クリにくるくると指を絡ませるようにされると、今にもイきそうなくらい刺激が強く感じた。

「どう? ぬるぬるして気持ちいいでしょ?」

 海斗はそれをナカにもたっぷりと塗り込む。

 ――ちゅぷっ! ぐちゅっ!

「あ……あぁ……! な、なんか、これ……」

 塗られた患部がじんじんと熱くなる。

 ぴりぴりしたむず痒い刺激……クリやナカがつんつんと尖ったものでつつかれているような……。

 弱い刺激がむず痒くて、腰をくねらせたときだ。

「ひっ! あぁ!」

 海斗が指先でちょん、とクリをつついた。

「気持ちいい? いつもの刺激の何倍にも感じるでしょ?」

 つつかれたクリだけじゃない。

 全身の気持ちいいところがいっせいに刺激されたみたいに、気持ちよさのあまり気が遠くなる。

 ナカがじゅんっと潤み、とろとろと愛液がこぼれた。

「海斗……こ、これなに……?」

 予想はついている。

 けれど、聞かずにはいられなかった。

「媚薬だよ。理子。いままでで一番気持ちよくなれるからね」

 海斗はにっこりと笑うと

「これで、理子の敏感でいじめられるのが大好きなクリをかわいがってあげようね」

 海斗が手にしているのは、私を今日さんざん責めたローター……。

「だ、だめ! それは絶対……ッ!」

 嫌な予感がして、ベットから逃げようとした……けれど、海斗は私の逃亡を許さない。

 私の身体をひょいっと反転させ、うつ伏せにして抱きすくめる。動けない私のあそこに

 ――ヴヴヴヴヴヴヴ……

 優しくと振動するローターがあてがわれた。

「きゃああああ!」

 真っ赤に充血している、ぷっくりとしたクリをローターで押しつぶされたとき、息をつく間もなく絶頂が貫く。

 あまりに早くイった私に気が付かなかったのか、痙攣しているアソコにローターがあてがわれたままで、視界がチカチカして、気持ちいいのか辛いのかわからなくなる。

「あああ! ふぁ、んんん! だめ、もうだめぇ! 気持ち良すぎて、もぅイクのやだぁ……!」

「あはっ! ごめん理子……良くなりすぎちゃったね。でもさ……」

 ローターのスイッチがカチリときられる。代わりにとろとろのアソコに熱く、びくびくと隆起する海斗のそれがあてがわれた。

「だめ……私、イったばかり……! ホントにおかしくなっちゃう!」

「おかしくなってよ……。理子のここは、もっと気持ちよくなりたいって、俺のこと誘っているよ……ッ! はっ、理子のナカすごい……っく! 入れただけでイきそう……」

「ああああ! イク! イっちゃう!」

「動くよ」

 海斗が深く、根本で私の奥をノックする。

 ――ずっ! ぐちゅ! ぬちゅぅうう!

「あ、あん、ああああ! きもち、気持ちいいよぉ!」

「俺も……! すごい、気持ちいい……! あぁ、理子は奥をしつこくされるのも好きだよね!」

「ふぁあああ!」

 語尾と供にずんっと奥を突かれると、いともたやすく絶頂が訪れる。

 でも、浸っている暇なんてない。

 海斗がイクまで続くピストンに、入り口も、ナカも、奥も休まらず快楽を拾い集める。

「理子!」

 最後にぐっとひときわ深く、海斗のもので突き上げられたとき。

 ナカに吐き出されたどろりと熱いものを感じながら、私はこれ以上ない快楽の中に意識を手放した。

-FIN-

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