ママの元彼に恋をした私。二人きりになった夜、後ろから抱き着いたら彼からの思わぬ初キス。そして…。 (ページ 2)

至近距離に隆雄くんがいる状況に、今にも心臓の鼓動が破裂しそうな勢いでドキドキと高鳴っている。

真下から見上げる隆雄くんの表情はものすごく真面目で、真剣な眼差しが私を見つめていた。

『美咲ちゃんは、恋に恋をしているんだよ。できないでしょ、そんなこと』

押さえつけられた肩が少し痛かった。

肩を押さえつける手の力が緩んだ瞬間、私は隆雄くんの肩に腕を回してグイッと引寄せ、隆雄くんの唇にキスをした。

『美咲ちゃん!』

私は、今までキスもセックスもしたことはないし、誰かと付き合った経験もない。

「キス」という行為に対する知識だけはある。

想像で、妄想で、私は隆雄くんにキスをする。

無理矢理、唇の奥へ舌を入れて、激しく吸い付いた。

『へたくそ!』

そう隆雄くんに言われた時、隆雄くんの肉厚な舌が私の口を塞ぐように入り込んできた。

『んあっ…』

熱を帯びた隆雄くんの舌がねっとりと私の口の中で動きまくる。

何かの生き物のような動き方をさせながら、隆雄くんの唇が私の唇を吸い上げるようにキスをする。

『く…苦しいよぉ…』

思わず、隆雄くんの背中をどんどんと叩いた。

唇が離されて、ようやく息継ぎができた。

『息が苦しい!どこで息吸うの?』

そう言うと、隆雄くんはふっと表情を緩めて、クックックッ!と笑い出した。

『バカだなぁ…』

そう言うと、また唇を重ねてきた。

今度は優しくゆっくりと小鳥がチュッチュッとついばむような軽いキスをしてくれる。

キスなんてしたことがないから…なんて頭の中で呟きながら、隆雄くんに身を委ねるようにしていたら、何となくだけどキスの仕方がわかってきたような…。

だんだん唇が馴染んできて、キスをしていると蕩けるような感覚になってきた。

キスって気持ちいい…。

『どうする?』

そう隆雄くんが聞いてくる。

このまま進むか止めるかを聞いているのだと思う。

心臓の鼓動が身体中に響いて止まらなかったけど、私は「うん」と頷いて、キュッと背中に回した手で強く抱きしめた。

すると、隆雄くんが起き上がり、私をお姫さま抱っこで持ち上げると、そのまま私の部屋へと移動した。

『無理な体勢になったら、背中痛くなるでしょっ?』

薄暗い部屋の中、私をベッドに寝かせると隆雄くんは上着を脱いで上半身裸になった。

『美咲ちゃん、嫌だったら嫌だって言うんだよ…』

再び熱い舌をねじ込んできて、ねっとりとしたキスが始まった。

『んぁっ…』

キスが気持ちよすぎて、変な声が出てしまう。

私が想像していたような感じのキスとはほど遠い、濃厚でエッチな大人のキス。

でも、すごく気持ちよくて、身体中からゾクゾクしてきて、何とも言えない気分になっていくキス。

私の着ていたTシャツの中へと、隆雄くんの手がゆっくりと潜り込んできた。

ピクン。

隆雄くんに触れられたお腹の辺り、胸の辺り、脇の下、腕、すべてが刻印を押されたように熱くジンジンと感じる。

ただ触れられただけなのに、私の身体はいちいち反応してその度に甘い吐息が口から漏れた。

『美咲ちゃん敏感だね…』

ブラの上から触られた乳首にカラダがビクンビクンと動いた。

まだ触られただけなのに、洋服すら脱いでいないのに好きな人にされるってこういうことなのだろうか。

『熱いの…隆雄くんに触られたところ全部』

上気したトロンとした瞳で隆雄くんを見つめた。

この言葉に火が付いたのか、隆雄くんは急に私の洋服を激しく脱がし、ブラをはぎ取るようにホックを外して、あまり大きくない乳房に顔を埋めて舌を這わせた。

隆雄くんの指先がまだ成長しきれていない右側の乳首をなぞり、左側の乳首を丁寧に舐めたり吸ったりされた。

『あぁっ…隆雄くん、やだ!恥ずかしい!』

言っても止めず、ますますエスカレートするように指先で触れ、舌が動いた。

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