遊園地デート。観覧車からの夜景に見とれている私に彼が… (ページ 4)

Sっ気全開の夏樹に逆らえないまま、窓に手を付いて背を向ける形をとった。

視界に映るキラキラとした外の景色。

自分たちのゴンドラはもう下りに差し掛かっていた。

『こ、こう?』

「そう」

再び中に入ってくる指。

体勢が変わったことでさっきとはまた違うところに当たる。

『…っ、…はっ、あぁ』

窓に両手を付いて快楽に耐える。

「もし誰かがこっち見たら、その感じてる顔も丸見えだな」

中で指を掻き回しながら言われ、気持ちよさに膝が震えて抵抗もできない。

『ぁッ、やぁ、こんなの…ッ、見られたく、ない…やぁあっ』

同時に空いた手で胸の突起を摘まれ、気が狂いそうな程の快感が襲ってくる。

「それは困るかな」

再び体を反転させられ向かい合う。

「こんなエロい顔見ていいの、俺だけだから」

『やぁっ、あぁ、夏樹ッ、あっ』

3本に増えた指が絶え間無く快感を与えてくれる

「イキそう?」

『あ、イッちゃ…』

絶頂を迎えようと頭が真っ白になりかけた時、指が引き抜かれて手際よく服を整えられた。

『はぁ…はぁ…夏樹?』

「夢中になりすぎ。もう着くから」

『え?』

焦って窓の外を見れば、いつの間にか一周して下に帰ってきていた。

「おつかれさまでした!!足元お気をつけて降りてくださいねー♪」

あ、危なかった…

『観覧車…あっという間だったね』

「ほんと、最後までシてないし。俺ももう限界だわ。莉子もあんなんじゃ足りてないだろ?」

『うん…寸止めだし…』

「ごめんな。てかあんなエロい顔見せられてガマンとかほんと拷問だから。今日は家に帰してやれないかも。」

少し意地悪く笑うその顔は、どこか色っぽくて。

私だけが見れる、私だけが知ってる、私だけのモノ。

-FIN-

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