8つも年下の高校生が誕生日にリクエストしてきたのは…互いの色に染め上げ染まる新しい関係 (ページ 9)

胸を鷲掴みにし、瞳を潤ませている絢を眺めているだけですぐに放ってしまいそうだった。

腕を絡ませてすがりつかれ、隙間なく体を重ねる。

鍵と鍵穴のように悠斗をぴったりと包み込み、絢がひくひくと静かに腰を震わせている。

「…童貞じゃなくなっちゃったね。悠斗くんの初めての人になれて嬉しい…。」

ああ、やっぱりこの人だと確信した。

「絢ちゃん!もうイッちゃいそう。」

「ああっ!いいっ!悠斗くんの全部ちょうだい!あああっ!」

絢が悠斗に合わせて腰を突き上げてくる。

激しい律動に一気に天頂まで登り詰める。

あえぎ声とともにのけ反り、絢の腰が痙攣する。

より奥へと搾り取るように締め付けられ、悠斗は精を放った。

「ねぇ、絢ちゃん、もう1回しよ!絢ちゃんの気持ちいいとこ教えてよ。」

「元気ね~。…いいよ。教えてあげる。」

誰にも言えなかったいやらしいことも悠斗には素直に言える。

私の好きな色を沢山塗ってあげる。

もっともっと私色に染まっていけ。

絵はまだ書きはじめたばかりなのだから。

-FIN-

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