薄暗い書庫、そこが私たちの逢瀬場所―…本の森で交わされる優しい悦楽 (ページ 3)

「ゆっくり、してね」

私はスカートをまくりあげ、カイ君の膝を跨いだ。

向かい合って、視線を絡ませたままゴムをまとった分身に腰を落とす。

「ふ…ぅ…」

先っぽの大きいところを飲み込む時の苦しさで、声が出そうになった。

自分で口を押さえて、なんとか悲鳴を飲み込む。

「全部、入ったよ」

私を貫いて、カイ君が囁いた。

小刻みに突き上げられると、飲み込んだ悲鳴が喉に戻ってくる。

「気持ちいい…リコさんの中…」

カイ君はゆるゆると動いている。

ゆっくりしてと自分で言った癖に、私は焦れてしまった。

「カイ君…もっと、激しく突いて…」

「イきたくなっちゃった?」

「うん…カイ君ので、イかせて」

キスしながら、今度は私がおねだりをする。

カイ君の呼吸も私の呼吸も荒い。

「リコさん、後ろ向いて」

「こう?」

「そう」

カイ君の分身が抜けないように、体を回転させた。

まるで椅子に座っているような体勢。

深く分身が刺さって、息ができない。

「動くよ」

「うん…っ…ぁ!」

熱い手のひらが私の腰を掴んで上下させる。

微かに水音が漏れた。

「だめ…深すぎるぅ…」

小声で訴えても、カイ君は動きを止めてくれない。

分身をぎりぎりまで引き抜いては、奥に叩きつけるように突き挿れるのを繰り返す。

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