想いが実ると信じてホストに貢ぐ風俗嬢の私 (ページ 3)

「上手だよっ、結菜っ…気持ちいいっ」

何十回、何百回と性器を扱う中でお客さんに言われ続けた同じようなセリフ。

しかし守が紡ぐそれは、説得力があってどんな褒め言葉よりも私の心の奥底に深く突き刺さった。

亀頭部を出し切っても、まだ膨張を続ける陰茎に舌全体を擦り付けて頭を動かす。

「っ…」

括れや凹凸を擦る度、息を吐きながらベッドの大きな肢体がピクリと跳ねた。

私の舌遣いで守が感じてくれてると思うと、純粋に嬉しくて幸せだった。

膨張して棒と化した肉を取り出し、今度は付け根の下でぶら下がる玉の部分に頭を埋めた。

シワや皮膚のたるみ、くぼんだ部分を辿りながら舌先を滑らせていく。

「っ…まさかそこまで、触られるなんて、思ってなかった」

予想外という感情が含まれたその声には、より湿りや熱が滲んでいた。

それだけじゃない。

舌でも感じられる、規則正しくも僅かに乱れた精巣の脈動も性的な高揚を物語っていた。

この皮膚の裏で無数に作られていて、一部だけだがそれが自分の体内に入る。

そう思うと、情欲以上に不謹慎な感情が沸いてきた。

(このまま既成事実だけでも作ってやろうか…)

そうすれば少なくとも今みたいな、やり切れない気持ちからは解放されるに違いない。

迷彩柄のように入り混じる感情を抱きながら玉を舐めましてから、再び肉竿に舌を戻す。

付け根から鈴口に向かって裏筋に、天辺に辿り着いたら付け根に向かって表面にツツッとゆっくり一方向へ舌全体を滑らせた。

「結菜っ…」

切迫した声で名前を呼ばれると、髪をクシャリと掴まれて頭を撫でられる。

それと同時に完全に立ち上がった屹立が、皮膚や浮き出た血管をピクピクさせながら膨れるのがわかった。

頭を少し上げて屹立の先端を見れば、吹き出し口からは不規則に半透明の液体が滴っている。

チラリと視線を上げれば、声と同じように切羽詰まった表情をする守の姿。

彼の絶頂が迫っていることはすぐにわかった。

何も聞かないまま視線を外した私は、ピンと天井を向く肉塊をくわえた。

唇や舌をしっかり潤わせて、ズズッとゆっくり根元に向かって滑らせて口内へ収めていく。

すると真ん中の一番太い部分に触れた時に、また守の体がピクンと大げさに跳ねた。

(ここがいいのか…)

そう思いながら私は頭を止め、付け根を手で支えた。

そして、大きく反応した場所を集中的に刺激する。

舌や唇を押し付けたり、そのまま動かして擦ったり。

時折、唇や頬に力を入れてジュッと強く吸い付いたりもする。

皮膚を上下させて根元やその周辺で、摩擦熱を作り出すのも忘れない。

顎が疲れて痛くて外れそうな錯覚に陥ったり、喉奥に先端部が当たって吐き出しそうになったがここまで来たら全部堪えて官能に没頭した。

何より、それは自分が望んでいる状況だから苦痛とは思わなかった。

それどころか下腹部が、最奥の子宮口の辺りがキュンと熱くうずくのすら感じた。

口内に広がって鼻から抜けていく守にしかない特有の味に香り。

肉の硬さや熱さ。

口と手でそれらを堪能していた時だった。

「結菜っ…お願い、聞いてくれる?」

不意打ちの問いに、私は口を塞いだまま首を縦に振った。

「顔にかけていい、オレの精液」

その言葉に対しても私は数回、頭を縦に振って肯定した。

そんなやり取りから少しした後、私の口内に収まる守がドクリとまた少し大きくなった。

「もうっ、出るっ…!」

切羽詰まった声と共に口から膨張した肉棒を取り出し、鈴口の前に顔を近付けた。

普段なら化粧が崩れたり落ちたりして面倒だから断る。

でも守が相手なら。

顔射1発で守の気が引けるなら、どうってことはなかった。

待ち構えていると真っ白な液体がドピュッと飛び出して、私の顔面に飛散する。

「…今の結菜っ、すっごいエロい」

「守の気、惹けた…?」

この問いに、彼は即答ではなく一呼吸置いてから応える。

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