弟みたいな存在とお兄ちゃんみたいな存在。幼なじみの兄弟が揃うと… (ページ 3)

* * * * * * *

「お願いゆり姉。勉強教えて?」

和人が私に頼み込んできたのは一ヶ月前。

私達は家が隣同士で、いわゆる幼馴染。

お兄ちゃんは国立大学三年生で、私は短大一年生。一番下が和人で、受験生。

和人はちょっと生意気だけれど、姉ちゃん姉ちゃんって私を慕ってくれて可愛い弟分。

だから、いつもの調子で勉強を教えていたんだけれど……

「考えてみればさ、家庭教師ならお兄ちゃんのがよくない?私よりよっぽど優秀じゃん」

「よくない」

「なんで」

「だって俺、ぶっちゃけ別に家庭教師必要ないくらい優秀だし」

「は?」

「ゆり姉ちゃんは、俺の受験ですさんだ心を癒すために来てほしいの。なんつーか、カウンセリング?」

言いながら私をひょいと横抱きにして、ベットに押し倒す。

流れる動作に絶句していると、深いキスがしかけられた。

「んんぅ!むぅ……んー!」

ぬるりと口内に入ってきた舌は、ざらざらしていて。

私の舌を追いかけ、角度を変えて、まさぐり、ぬるぬるとたっぷりの唾液が絡められる。

「ふふっ。かーわいい」

キスで息が上がった私。

和人は上下する胸に顔を埋める。

「……俺さ。知っているよ。去年、兄貴とゆり姉ちゃんは、こういうことしてたっしょ?」

心臓がどきんと跳ねた。

実際、私はお兄ちゃんに家庭教師を頼んだ。勉強と同時に仕込まれたのは数々の経験。

「俺にも教えてよ。お勉強」

和やかな声に反して。

和人の眼は、ぜんぜん笑っていなかった。

可愛い顔に反して、和人は凄く肉食系で。

勉強を口実に私を部屋に連れ込んではえっちばっかり求めてくる。

そんなことを続けていれば、お兄ちゃんに見つかるのは当然で……。

――まぁ、開口一番が「俺もまぜろ!」だったから、結果オーライ(?)なんだけれど。

コメント (0)

コメントを書く