大好きな彼との温泉旅行、浴衣を着てくつろいでいたら彼が…

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大好きな彼との温泉旅行、浴衣を着てくつろいでいたら彼が… (ページ 1)

付き合って半年になる崇人との、初めての温泉旅行。

今までは映画に行ったり、カフェでまったりしたデートがお決まりだった。

お泊まりが初めてだから、ずっとこの日を楽しみにしていたんだけど…

(ああ、もう電車来ちゃうよー!)

崇人からちょっと遅れる、との連絡が。電車の本数少ないから次のに乗りたいのに。。

時計と崇人からの連絡を待つ携帯を、そわそわしながら見ていると、崇人が走ってやってきた。

「ごめん!!可奈子待たせて。」

「もう~。53分発の、もうすぐだから急ご!」

いつもより、少しさわやかな服装の崇人。急いで列車に乗り込み、ほっとしたけど、初めての旅行に胸のドキドキは収まらなかった。

「着いたー!」

到着駅に降り立つと空気が気持ちいい。

まず宿に行き、荷物を下ろす。古民家風の雰囲気の素敵な宿だった。

「外、ちょっと散歩しよっか。」

崇人がそう言い、宿の人に聞いた周辺のスポットを巡ることに。

「今日さ、可奈子、スカート短くない?」

「え、そうかな?」

「俺は嬉しいけど。笑」

ニヤニヤする崇人。まあ確かに意識してひらっとしたスカートを履いてきたけど…

やたらと今日は視線を感じるなと思ったし、密着しようとしてくる。

「ちょ、胸っ…」

ひとけのないところで、崇人が腕を胸に当ててきた。わざとらしさに呆れたふうに言いつつも、

「あー可奈子の胸、ほんと柔らかい。。」

と子供のような顔で言われると、ついつい許してしまう。崇人との夜のことを考えると、何だかあそこが落ち着かなくなるのを感じた。

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