ヤンデレ彼氏に鎖付きの首輪で監禁されて深い愛と独占欲に繋がれる (ページ 2)

「じゃあ、朝ご飯にしようか。リコの好きな豆腐のパンケーキ作ったんだ」

うれしそうにキッチンへと向かうカイの後姿を見送りながら、私は鎖を視線で辿った。

どうやらベッドの脚に固定してあるらしい。

大きい南京錠がかけられていて、鎖そのものを解くのは難しそうだ。

ベッドを持ち上げるしかないけれど、ダブルサイズのウッドフレームを持ち上げられるかどうか。

「鎖、外そうとしてるの?」

思案していたら、いつの間にか後ろにカイが立っていた。

パンケーキの甘い匂いが漂う。

「してないよ」

「そう。それならいいんだ。ほら座って」

大人しくベッドに座ると、カイも隣に座った。

小さなテーブルがベッドに置かれ、そこに皿とコップが並んだ。

「はい、あーん」

一口サイズに切ったパンケーキを、フォークで差し出すカイはうれしそうだ。

私は子供のように口を開けて、パンケーキを食べた。

「美味しい」

しっとりもちもちのパンケーキは、とても美味しい。

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