怖くて素敵な上司が仮面を脱いだら。涼しい顔した悪魔とトイレの個室で秘密のオフィスラブ (ページ 2)

私と神崎さんは何とか時間までに全ての資料をまとめる事が出来た。

そしてミーティングも無事終了。

「…とりあえず終わって一安心だな」

「はい!」

誰もいないオフィスの廊下。

「大和、サンキュ」

「な、なに言ってるんですか!私のほうこそありがとうございました!…神崎さんがいなかったら私、今日何も片付けられていませんでした」

本当にそう思う。

私一人でこの量は無理だ。

その姿が必死だったのか、神崎さんはふと顔を緩め、笑った。

「ご褒美、あげないとな」

「?」

その言葉を不思議に思っていると、ゆらり…神崎さんの近づいてきて、突然抱きしめられた。

そして、

…ちゅ。

軽くキスされる。

突然の出来事に顔が熱くなる。

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