満たされない気持ち―その気持ちを察した彼女は (ページ 2)

「…奏太?」

いつの間にか動きが止まっていたのか、菜奈がゆっくりと振り返って、不思議そうに俺を下から仰ぎ見る。

「な、んでもない…」

「嘘」

菜奈が萎えた俺のモノから離れ、俺に向きなおると、俺の顔を覗き込む。

「どぉしたの?」

優しい笑顔だ。

菜奈はいつだって優しいのに、俺は…。

「菜奈は…幸せ?」

「どうしたの、急に」

ふふ、と、菜奈が恥ずかしそうに笑う。

「俺、どうしたら菜奈が喜ぶか、わかんない…いつも、菜奈を抱いてると気が狂いそうになる」

びっくりしたように、菜奈が目をみひらく。

「な、んで?」

「嫉妬で」

「今までお前を抱いた全ての男に…嫉妬する…」

「奏太」

菜奈が奏太に向かい合い、その額にキスをしながら、いう。

「ごめんね…奏太。過去は、消せない」

…でもね?

優しい瞳が奏太を見つめる。

「今の私は、奏太だけのものだよ?」

全部、奏太のものだよ…

「菜奈…」

「ね、奏太」

私をね、体じゃなくて、心で抱いてみて

「…え?」

菜奈が、奏太の首に手を回し、抱きつく。

ツン、と勃った胸の先端が、奏太の肌を刺激する。

「…触っていい?」

こくん、と菜奈が頷く。

指の先が、ピンク色の先端に触れる。

「菜奈…」

「ふ…ぁ」

目を閉じた菜奈が声を漏らす。

その唇にキスをし、舌先を奈緒の口の中へ押し込む。先端が優しく絡まり合い、溶け合う。

「…ッん」

とろける様なキス、だ。いつもの貪る様なキスとは違う優しいキス。なのに、頭の芯がしびれ、体は熱くいきり勃つ。

「なあ…入れて、いい?」

「へんな、奏太。…当たり前じゃない」

ふふ、と菜奈が笑う。

「…頂戴?奏太の」

掠れた声が奏太を誘う。

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