彼氏に構ってもらえず、幼馴染に愚痴ったら流れで一線を越えてしまいました… (ページ 2)

「ね？　しようよ、セックス」

　目の前で怪しく微笑まれ唇を塞がれた。

　優しさも愛もない、ただ乱暴に口内に舌がねじ込まれ呼吸の方法さえ忘れてしまいそうになる。

　私はどうしたらいいんだ。

　このまま受け入れてしまったら完全に流され体を繋げる結果になってしまう。

　だが久しぶりに感じた口づけの感触に、私の体はついその気になってしまった。

「…ンッ──ふ、っ…ンンッ…ぁっ……ン…」

　自分から漏れ出す吐息に耳を犯され覚悟を決めた。

　キスを終え、ゆっくりと離れていく佑磨の唇。

　大きく肩で呼吸をしながら、私は見下ろす彼を悪戯気に見つめ返す。

「いいけど……私の体を傷付けたら許さないんだからね」

「お前より経験の多いオレがそんなへまするかよ。栞を落とすつもりでやってやる」

　佑磨はそう言うと私の服をゆっくりと脱がしにかかってきた。

　慣れた手つきの行為に少し驚きながらも、私はただされるがままに身を委ね早々に生まれたばかりの姿に変貌した。

　その後、佑磨も服を全て脱ぐと互いに初めて見る体に私だけが目をそむけてしまう。

　しかし彼は満足そうに私の胸に手を伸ばしてきた。

「栞ってさ、意外といい体してるよな。手のひらに吸い付くような胸に引き締まったお腹、それに大きすぎないけど小さくもないイイ尻」

「昔からそんな変な目で見てたわけ？」

「まさか……変な目どころか、意識しないように頑張ってたぐらいだよ。オレは昔からお前のことが気になってたからな」

　突然の言葉に茫然としている間に、佑磨は露になった私の乳房を優しく揉み始めた。

「…ンッ……ぁっ…」

「栞ってさ、感度がいいのな。ちょっと揉んだだけでヤラシイ声を漏らしてよ、キスだけで体が男を求めちまってる」

「あっ、ァァっ…ん、っ…わざわざ、い、言わないでよぅ…」

「見ろよ、乳首も立ってる。こんなんじゃ下の口も濡れ始めてんだろうなぁ」

　両胸を揉まれるだけで体が熱くなる。

　乳首が立ち上がっていることを気付かされるのと同時に、佑磨からかけられる言葉に恥ずかしくなってしまう。

「ほら、足広げてみろよ」

　佑磨に言われるがまま足をＭ字に広げると、食い入るように視線が注がれた。

「あんまり見ないでよ、恥ずかしいじゃない」

「いいだろ？　これから見る以上のことをするんだからさ」

　そう言うと彼は私の膝の間に入り手を伸ばしてくる。

　私は一度ゆっくり深呼吸をすると静かに頷いた。

「いいよ、佑磨」

　その言葉を皮切りに佑磨の指が私の中に侵入を図った。

　久しぶりに感じる自分以外の指の存在に秘部が疼く。

　狭い肉壁を押し入る佑磨の指に私は反射的に目をつむってしまったが恐怖はない。

　私を安心させるかのように佑磨が「大丈夫だから」と囁いてくれているからだ。

「栞さ、本当彼氏とセックスしてた？　反応がいちいち処女みたいなんだけど」

「うっ、うっさい……ンッ…ァッ…ハァッ、ッン…」

「でもいいよ。気持ちよかったら素直に啼いてね」

　佑磨の指が私のイイところを探すように動き回り、私の声は止まらない。

「アアッ――ンッ、ぁっ、ぃゃっ、そ、こ…っ！　ィャぁ…ッ、ンッ…」

「なに、ココ？　ココが気持ちいいの、栞」

　ピンポイントで気持ちのイイ部分を指で刺激され、ぬちゃぬちゃとした水音が大きく聞こえ始めた。

　我慢し続けるのが難しい丁寧な愛撫に、私の体はいとも簡単に果ててしまいそうだった。

「栞、もう入れていい？　オレも気持ちよくなりたいな」

「う、うんっ…！　イイよ、来て……！」

　大きく昂っていた佑磨のソレを見て私は一呼吸を置いた。

　そして小さく頷くと、彼の肉棒を受け入れる態勢を取る。