痴漢被害にあった彼女におねだりされて優しく念入りに抱き合う柔らかな独占欲 (ページ 3)

「いーよ。いっぱい、しよう？」

少しだけ唇を離して答えれば、由里は綺麗に微笑んでくれた。

ベッドに二人で腰掛けて、由里の顔中にいくつものキスを落とした。

体に這わせる手は、いつも以上に優しく、念入りに。

「んっ…」

「もう感じてきちゃった？」

由里がこくりと頷く。

自分から言い出しただけあって、今日はいつもより素直だ。

「ねえ、由里」

「はい？」

「お願いがあるんだけどさ」

「お願い、ですか？」

「そう。俺にも触ってほしいな」

それまで肩に置かれていた手をそっと離して、俺のシャツの中、平たい胸に誘導した。

「ここ、触って」

「ここって…」

「俺がいつも由里にしてるみたいに」

由里の顔が瞬く間に赤く染まる。

まだまだウブな反応はどこまでも可愛らしい。

「ダメ？」

「で、でも…」

「俺にこうやって触っていいのは由里だけなんだよ。由里に触っていいのも俺だけ。だから、ね？」

言いながら、二人分の指先を乳首に乗せる。