手首をタオルで縛られアイスを唇に当てられて…付き合いたてレズビアンカップルのはじめて (ページ 3)

「わ、有紀、あの」

考え事をする余裕が出来ると、恥ずかしいことに気づいてしまった。

「すっごいえろい顔してるよ、有紀」

私が呼吸を整えながらそう口にすると、彼女は一気に耳まで赤く染め上げて、わなわな震えていた。

それから彼女は、ぽつぽつと言葉を紡ぎだす。

「も、もーだめだよケイ。リードしてあげようなんて考えてたけど、そんな余裕なくなっちゃった。ケイが可愛すぎるのが悪いんだからね」

有紀は手にしていたアイスをテーブルの上のお皿に置くと、自分の唇を私の唇にきつく押し当てた。

「っ、んふ……」

必死な彼女が愛おしくて、私は少し悪戯をしたくなってしまう。

「ッ!?」

ほぐれたそこに舌を差し込んでみたのだ。

勿論こんなことをしたのは彼女が初めてだ。

何故だか彼女相手だと、いろんなことが自然に出来る。

「ケイって意外とテクニシャンかも……」

とぶつぶつ言っている有紀。

こう言われると、「する」のも悪くない。

「今度は、私の番」

ぶつぶつタイムを終えたのか、有紀がそう呟く。

ちゅっ、という音と共に、耳から首筋までを舐められた。

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