他の女なんて目に入らなかったのに…衝動が裏付けるイケナイ想い (ページ 2)

「彼に好きな人ができて。私、フラれちゃったんです」

亜美は静かに泣きはじめた。

大翔が亜美を立たせようとしたその時、ちょうど見えてしまったのだ。

亜美のブラウスからのぞく胸の谷間を。

大翔はごくりと喉を鳴らした。

そして亜美を抱き抱えると、人気のない路地裏へと連れて行った。

「大翔…さん?」

「ごめん、俺もう我慢できない」

大翔は亜美を抱き締めて、その唇を奪った。

そう、大翔は亜美に明らかに欲情していた。

大翔は亜美にキスをしながらスカートの下に手を忍ばせた。そのまま太股から上に手を這わせた時、亜美に胸を押された。

あぁ、これは最悪なパターンだ。

大翔がそう思って身体を離した。

「…嫌」

「ごめん。亜美ちゃん、俺…」

「ここじゃ、嫌」

亜美は俯きながら言った。

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