草食系男子のバイトの先輩が実は成人で、あまあまな愛撫でとろとろに責められて…

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草食系男子のバイトの先輩が実は成人で、あまあまな愛撫でとろとろに責められて… (ページ 1)

働きはじめて1年がたった年末。
バイト先の忘年会に誘われて参加した時のこと。

「芽衣ちゃん、お疲れ様」
「あ、和也先輩。お疲れ様です」
「このあとの忘年会行く?」
「はい、参加しますよ。先輩も?」
「うん、俺も。じゃあ一緒に行こっか。もう始まってるらしいから」
「そうなんですね、じゃあ行きましょう」

和也先輩は私よりも2年先輩。
草食系男子の先輩は誰にでも優しくてお客様の対応や仕事も出来る。
初めて会った日から優しく指導してくれた先輩に秘かに恋をしてしまっていることは誰にも言ってない。

2人きりで歩くだけでも緊張したけど、先輩と話しながらだとあっという間に着いた。

「いらっしゃいませー!」
「あ、先に着いてるあのグループのものです」
「かしこまりました。念のため年齢が確認できる身分証などお持ちでしょうか」

そう聞かれた先輩はびっくりして、そのあとやっぱりかぁみたいな顔をした。

「やっぱりまだ聞かれるのかぁ、はいどうぞ。もう25なんだけど」
「え!?」
「は!?」

店員さんと私はほぼ同時に驚いた。
いやいや、先輩はどう見ても20歳ギリギリかそれ以下。
なんだったら高校生だったとしてもおかしくないくらいなのに。
まさかの年上、それも5つも。
えへへと笑う先輩に店員さんは。

「身分証、ありがとうございました。こちらへどうぞ」
「はーい、どうも」

奥へ通されると、他のスタッフに呼ばれて先輩とは席が離れ離れとなってしまった。
私はちょっと残念だなと思いながらひとまず忘年会を楽しんだ。

*****

一時間ほどたった頃。
電話で外に出ていた私は電話を切って店に戻る途中の出入り口で先輩に会った。

「あ、芽衣ちゃん。大丈夫?」
「はい、大丈夫です。先輩こそ大丈夫ですか?」
「俺? 俺は全然平気。結構お酒強いんだ」
「え、そうなんですか。先輩って見た目とのギャップ凄いですよね」
「そう? けどこの顔のせいで年下っぽく見られることは確かに多いかな」

にこって笑う先輩に胸がぎゅっとなる。
いつもよりかっこよく見えるのかお酒のせいなのかな。
少し火照る頬を押さえながらぼーっとしていると、先輩がぐっと顔を覗き込んできた。

「芽衣ちゃん?」

ばちっと目が合ったら先輩の顔が近すぎて呼吸が止まりそうだった、というか止まったんじゃないかな。
火照る頬よりも心臓の音がやばい。

「先輩?」

ゆっくりと私の頬を両手で包み見つめてくる先輩。

「芽衣ちゃん、顔赤いね。本当に大丈夫?」
「だ、だ、大丈夫です」

近すぎる距離に目をぎゅっとつぶってしまう。
するとクスッと笑った先輩が耳元でこう言った。

「そんな風に目をつぶったらキスしちゃうけど、いいの?」

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