既婚のSMパートナーを亡くした私。彼の息子から密会部屋の遺品整理に呼び出されて… (ページ 3)

彼は五年ほど前に会社を辞めて独立したので、私も彼のもとで働いていた。

事務所は1LDKのマンションで、リビングダイニングを仕事場にして、ベッドルームは私たちの密会部屋になっていた。

プレイに使う拘束具や玩具などもすべてそこに保管してあった。

「私は三ヵ月も前に解雇されていて、私物も残っていないから、ご遺族で処分していただいて構わないけど…」

別れを告げられたときに、会社も畳むと言われ、退職金も受け取っていた。

今思えば、その時にはもう、長くはないことがわかっていたのだろう。

「母には見せたくないものもけっこうあって…」

蒼太にあの部屋を見られたと思うと、羞恥に胃が焼けるように熱くなる。

「業者に頼んで処分してください」

「そんな言い方していいんですか?父のパソコンには舞さんの動画も残ってたから、母に見られないうちに削除しておきました。自分のスマホに転送してちゃんと保存はしてあるんですけどね。そういうことだから、遺品整理も兼ねて、久しぶりに憧れの舞さんとゆっくりお会いしたいなと思って」

蒼太に気づかれないように、溜息をつく。

恫喝され、憎しみをぶつけられてもおかしくないようなことを十二年間も続けてきたのだ。

「わかった。いつ行けばいい?」

週末に事務所で会う約束をして、通話を終えた。

*****

「迷惑かけちゃって、ごめんなさいね」

「舞さん、来てくれてありがとう」

ドアを開け、私を招き入れる蒼太は、飼い主を見つけた迷子の仔犬のように嬉しそうだ。

「とりあえず座って。コーヒー淹れるから」

「私がやるよ。ここのことは、私のほうがよく知ってるから」

使い慣れたコーヒーメーカーをセットして、ソファに座る。

何もかも変わっていないのに、ここにいるのは蒼太で、彼ではないことに軽い目眩を覚える。

「本当にごめんなさいね。お父さんと私のこと、知ってるんだよね」

「ずっと前から知ってます。ずるいですよね親父」

「なんで?」

「僕のほうが先に好きだったのに」

不意に肩を抱き寄せられ、唇が押しつけられる。

憎しみをぶつけられる覚悟で来たのにそんなことを言われて、戸惑いながらも、お姉さんっぽい気分になって、蒼太の髪を撫でた。

舌の侵入を許すと、上顎の奥の柔らかいところをくすぐられ、身体の奥がいやらしく収縮して、腰が震えてしまう。

彼に言われて、他の男に寝取られた後の苛烈な仕置きを思い出し、ぞくりとして体が竦む。

そんなことをしてくれる人はもういないのに。

シャツのボタンを外され、ブラの肩ひもを落とされ、乳首に吸いつかれる。

舌先で転がされ、もう片方も指先で摘まれ、尖端を指の腹でこすられる。

「ああっ…蒼太くん…噛んで…」

ちぎれるくらいに強く噛まれ、あそこがぎゅっとなり、熱く潤ってくる。

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