彼は運命の人!?トリップした時代で紋付袴の素敵な男性と愛されエッチ

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彼は運命の人!?トリップした時代で紋付袴の素敵な男性と愛されエッチ (ページ 1)

わたしは障子を少しだけ開けて、部屋の中の様子をうかがっていた。

立派な紋付羽織袴を身に着けた男性が、部屋の奥にいる男性と、何やら難しい話をしている。

奥にいる男性も、手前の男性より地味ではあるが、和服をきちっと着込んでいる。

(ん?ここはどこ?どうしてみんな着物を着ているのかな…)

ふと自分に視線を落としてみると、赤地に白やピンクのお花が散りばめられている鮮やかな着物が目に入った。

(あれ??わたしの格好、お姫さまみたい。なんで?なんでわたしこんな服装してるんだろ?)

頭の中が半ばパニックになりながら、自分の着ている着物を眺め回していた。

「姫さま、どうされました?今日のお召し物もよくお似合いですね」

声を掛けられ顔を上げると、先ほどの紋付袴の男性がすぐそばに立っていた。

「仕事の話は終わりましたよ。さあ、行きましょう」

男性はそう言って柔らかな眼差しでわたしの目を覗き込んだ。

「直正さま、わたし…」

(あれ?わたし、この人の名前知ってる!)

疑問でいっぱいの頭と裏腹に、今のこの状況を理解している自分に気が付いた。

わたしはこの家の娘で、部屋の奥にいた男性はわたしの父親。

紋付袴の男性は『直正』といって、仕事でわたしの父親に会いにこの家に来る人、そして、わたしの想い人だ。

直正は二人きりになると、先ほどの敬語とは違ってくだけた言葉遣いになっていた。

「かや、しばらく間が空いてしまったね、会いたかったよ」

そう、わたしの名前は『かや』だ。

わたしは直正に促されながら長い板張りの廊下を歩く。

「今日はここにしよう」

直正にぐいっと腕を掴まれ、廊下の途中にあった部屋に引き入れられた。

「ここなら誰も来ないからね」

部屋には木でできた棚がいくつも並んでおり、そこには歴史の教科書で見るような昔の本がたくさん平置きになっていた。

古い書物の匂いと、虫除けの強いお香の匂いが立ち込めている。

直正が襖を閉めると、部屋の中は彼の顔がやっとわかるくらいの暗がりになった。

「かや、会えなくて、淋しかった」

直正はそう言うとわたしの顔を近くに手繰り寄せ、口づけをした。

直正の唇は温かくて、柔らかくて、口づけをした途端、懐かしい気持ちが胸いっぱいに広がった。

「んん、ん、ん…」

直正の舌がわたしの口の中を隅々まで舐め上げ、わたしは自分の舌を彼の動きに合わせていく。

「かや、口づけ、上手になったね」

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