フェロモン効果で草食系彼氏が豹変!本能のままに求められ、激しくイってしまう
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フェロモン効果で草食系彼氏が豹変!本能のままに求められ、激しくイってしまう (ページ 1)
「ねぇ、麻衣! もうすぐ誕生日だよね?」
学生時代の同級生と久しぶりにランチへ出かけたとき、突然問いかけられた。
「うん…そうだけど」
「良かったらこれあげる! 香水なんだけどさ」
「ありがとう」
包みを開けてみると、見た目は普通の女性用フレグランスだ。丸みを帯びた瓶にピンクの小さな花柄がプリントされている。
「かわいいね」
「でしょ? でもこれねフェロモン香水っていうんだ! フェロモン以外の余計な香りがないから私は普段の香水に混ぜて使ってるの」
私は貰った香水の香りを嗅いでみた。ほんのり花のような香りが漂っている。
「確かに普通の香水より香り抑えめだね。 でもなんで?」
「麻衣の同棲中の彼氏さ、草食系なんでしょ? この香水の効果かどうかは分かんないけど、私も片思いの人と仲良くなれたしさ、どうかなって」
「草食系っていうか…うーん、そうね」
私は彼氏の晃と同棲し始めて数年経つ。元々性に対してがっついたところがないのは確かにそうだけど。家族みたいに落ち着いちゃって、あまり求められることもそう言われればないかも。
「でもありがとね。 試してみるよ」
私は友人の好意をありがたく受け取り、ランチを終えて帰宅した。
*****
「さて」
友人から貰った香水をしばらく眺めてもう一度匂いを嗅いでみる。私にはただほのかに甘く感じるくらいだけど、これが男性には効くってことなのかな。
「まぁ、取り敢えず試してみるか」
私は汗ばんだ体をシャワーで流し、部屋着に着替えてから首筋と手首に振りかけてみる。瞬間はふわっと香りが広がったがすぐに何も感じなくなった。
「こんなもんなんだ」
晃が仕事から帰ってくるまでまだ数時間ある。私はフェロモン香水のことをすぐに忘れて、夕食の支度に取りかかった。
*****
「ただいまー」
「おかえり」
「休日出勤なんてマジやだよー」
げんなりした様子でスーツを脱ぎ、スウェットに着替えた晃は夕食を食べ始めた。
晃と他愛のない会話をしながら時は過ぎ、洗い物をしていると、突然背後に気配を感じた。
「なんか…麻衣、いい匂いしない?」
晃はそう言いながらくんくんと私のうなじを嗅いでいる。彼に言われてフェロモン香水のことを思い出した。
「分かる?」
「うん、今気づいたんだけどさ…めっちゃ落ち着くね、この匂い」
晃は後ろから私を抱き締めて首筋に顔を埋めて深く呼吸している。
「今日友達とランチ行くって言ってたじゃん。 そのときに貰ったんだよ」
こんなにすぐ効果があるとは思わず、内心ドキドキしながら平然を装い洗い物を続ける。
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