厳しい女コーチが実は変態マゾで調教済みであることを私だけが知っている

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厳しい女コーチが実は変態マゾで調教済みであることを私だけが知っている (ページ 1)

「そこ!もっと足を上げて走りなさい!それでは、伸びるタイムも伸びないぞ!」

「す、すみません」

「はい、次!もたもたしない!」

「は、はい!」

学生たちに厳しいゲキを飛ばす一人の女性。

彼女の名前は美穂子。女子大の陸上部コーチだ。

「相変わらず美穂子コーチって怖いよね」

友人から耳打ちをされて、葵は微笑を浮かべる。

「ふふ、そうだね」

「優秀な人だっていうのはわかるんだけどさ~、もうちょっと優しくしてほしいよ」

コソコソとそんな話をしていると、こちらに気づいたのか美穂子が振り向いた。

「あなた達、何を遊んでるの!」

「あ、すいません!」

友人は慌てて姿勢を正し、走る練習を再開させる。

葵もそれに続いて走り出そうとするが、その前に美穂子の方を向いた。

すると、美穂子は慌てて顔を背けてしまう。

その様子を見て、葵は口角が釣り上がるのを抑えられなかった。

*****

練習も終わり、学生たちは次々に帰っていく。

葵も友人たちから遊びに誘われたが、今日は用事があるからと断った。

そのまま一人、更衣室で待っていると、しばらくして美穂子が入ってくる。

「お疲れさまです、美穂子コーチ」

「え、ええ、お疲れ様…」

学生たちを指導していた時に比べ、どこかぎこちない態度の美穂子。

その理由を知っている葵は内心で笑みを深める。

「あれ、美穂子コーチ。どうして着替えないんですか?着替えないと帰れませんよ?」

そう言ってわざとらしく葵は首を傾げてみせる。

「そ、それは、わかっているけど…」

「だったら早く脱いでくださいよ。私、待っているんですから」

「…っ!」

葵に促され、美穂子は頬を赤く染めながら服を脱ぎ始める。

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