シングルマザーとして頑張る私。そんなある日、パート先の男の子に告白されて…

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シングルマザーとして頑張る私。そんなある日、パート先の男の子に告白されて… (ページ 1)

「今日もお疲れ様でした」

「お疲れ様で~す」

ファミレスでの勤務を終え、外に出た。

保育園のお迎えに行くまでまだ随分時間があるから、買い物をして掃除をして…。

シングルマザーの私には、やらなければならないことが毎日山のようにある。

「あの、香苗さん」

不意に呼び止められて振り返ると、大学生バイトの広樹君が立っていた。

真面目で優しくて、お客さんの中には彼目当てにお店に来ているという人もいるくらいのイケメンだ。

「どうしたの?先に上がったんじゃ…」

「話があって…」

いつになく真剣な雰囲気に、私はすごく緊張した。

「何かしら?仕事のこと?」

「いえ、その、俺…」

それから、彼が語った内容は…。

*****

あれから、数ヶ月の時が流れた。

私は今、ラブホに来ている。

広樹君と一緒に。

「本当に、よかったんですか?」

「ええ、広樹君が真剣に私のことを想ってくれていること、わかっているから…」

あの日、私は彼に告白された。

ずっと好きだったこと。

可愛い女の子なんて他にいっぱいいるだろうに、私を好きだなんて何かの冗談だと思った。

でも、顔を真っ赤にして告白してくれた彼を、無下にすることもできなくて…。

お試しで付き合うことになって、数ヶ月。

娘とも仲良くしてくれて、私のことも気遣ってくれて、デートはいつもランチ。

体を重ねることもなかった。

誠実で真面目な彼に、私はだんだん惹かれていって…。

そして、今夜。

とうとう彼と初めての夜を迎える。

「由紀ちゃんは…?」

「由紀は母のところに預けているから、大丈夫。心配しないで」

「そっか、よかった」

どうしてこんなにいい子が、私のことなんて好きになってくれたんだろう。

「香苗さん」

「広樹君…」

見つめ合って、キスをした。

そっと触れあうだけの優しいキス。

それから我慢できなくなったように抱き締められて、舌と舌を絡め合うような激しいキスを交わす。

「んっ、んんっ」

「はっ、はあ、香苗、さん…」

そのままベッドに倒れ込んだ。

広樹君の顔つきが急に男らしくなって、胸がドキドキする。

彼の手がそっと私のバスローブを脱がした。

「香苗さん、綺麗だ」

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