落ち込んだ私を慰めてくれる彼との甘いセックス (ページ 2)

「何がうそなのよ!」

「本当はセックスをしたいんでしょ? 雛乃さんは」

「……そんなはずないじゃない」

「本当に? 雛乃さんの体に、直接聞いてみてもいいかな」

 和也はそう言うと、私のスカートの中に手を伸ばした。

 今日に限って、ストッキングを履いていなかった私の下肢部に容易く侵入され、薄い下着に彼の指先が触れる。

 和也は気付いてしまっただろう。

 私の秘部がキスだけで微かに濡れてしまっていたことに。

「あーあ、やっぱり濡れてた。キスだけで俺を欲しがってるじゃん」

「そんなはずないじゃない。たかだかキス程度で濡れるわけ……」

 和也の言う通りだ。

 私はうそつき。素直になれないながらも、体を求めてしまう欲にまみれた女。

「だったら、雛乃さんをその気にさせてあげる。もちろん、明日一日頑張った後も、またセックスをするけどね」

 下着の上から、じっとりと濡れた割れ目をなぞる和也の指使いに、気持ちが高まってしまう。

 もう、明日のことも、今日叱られてしまったことも忘れてしまえそうだ。

「……っ、ぁっ…」

 和也の指が濡れた割れ目を掠める度に吐息が漏れてしまう。

「俺が欲しいんだよね。俺には分かってるんだから、雛乃さんの考えていることなんて」

 私に覆いかぶさるように下肢部に腕を伸ばしながらも、耳元で囁く言葉に、つい腰を浮かしてしまいそうだ。

 直接刺激してほしい。

 じらさずに、和也の指でめちゃくちゃにして欲しい。

 ただそれだけだった。

「パンツ、脱がしちゃうけど、いいよね?」

 私の返答を待たず、ゆっくりとパンツを脱がしていく和也は、不意に腰を上げた。

 そして下肢部へと近付くと同時に、スカートがめくられる。

「和也。どうしたの?」

 今までにはない和也の行動に戸惑った私の声は上擦ってしまう。

「今日は、指じゃなくて……俺の舌で気持ちよくしてあげる」

 スカートをめくりあげた和也はそう言うと、おもむろに微笑んだ。

 どういうこと? と聞き返す間もなく、ねっとりとした感触が割れ目を襲う。

「ゃぁっ、和也…っ! そ、それはイヤぁ…」

 下肢部へと視線を下ろせば、和也はスカートの中に顔を埋めている。

 ごつごつとした男らしい指ではない。

 ざらざらとして濡れた感触が秘部を這い、息つく余裕もなく奥へと侵入する。

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