危険な噂が絶えない幼なじみの家で…理不尽な未来を前に過ごす幸せな今 (ページ 3)

「ばっかじゃねぇの?」

煩い。

議論したかったわけじゃない。

何万冊本を読んだって、今の私の気持ちを代弁してくれる言葉は見つからないって気が付いてしまったんだから。

「潤、私が何しに来たか教えてあげる」

私は彼の、いつの間にかいくつものピアスに装飾されてしまった形の良い耳をぺろりと舐めた。

「このまま、綺麗なまま、付き合ってもないのに別れるのは嫌なの」

小さな囁きは、きちんと彼に伝わった。

床に押し倒されて、引きちぎる勢いで潤が私の制服をはぎ取る。

男を知らない肌が不安に揺れる。

大きな掌が私の小ぶりの乳房をまさぐった。

「ん……、はぁあん……」

自分のモノとは思えない、淫靡な声が漏れる。

「エロい声」

満足そうに笑う潤の声をききながら、私も彼のシャツを掴んで、その肌に唇を舌を這わせる。

時折、潤をまねて不器用にキスマークをつけたりもした。

熱い息遣いと、ぴちゃぴちゃという水音が狭い部屋を満たしていった。

潤は私の脚を大きく広げ、誰にも見せたことのないびしょ濡れの谷間に舌を這わせる。

「や……はぁ……っ」

「可愛い。ね、花凜はどうしたい?」

甘い感覚に溺れたまま、返事もできずにいると、突然ちゅう、と、硬くなったクリトリスを乱暴に潤が吸った。

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