酔っ払った私は、憧れの先輩に優しく介抱されて・・・偶然訪れた甘く濃密な時間。 (ページ 3)

  パジャマのズボンがたくし上げられ、藤井さんの柔らかな唇が、私の膝に触れた。

 

  「あっ・・・。」

 藤井さんは、太腿までなぞるように唇を這わせた後、私の穿いていたズボンを脱がせて、股間に顔を埋めた。

  「あっ・・・。やっ・・・。いきなり、恥ずかしいです。」

「琴野ちゃん、舐められるの嫌い?」

  「・・・藤井さんなら、嫌じゃないけど。」

  「わかった。部屋の電気消すよ。そうしたら、恥ずかしくないでしょ?」

 私の返事を聞く間もなく立ち上がると、藤井さんは照明のスイッチを切った。

 部屋の灯りが消え、真っ暗になり、藤井さんの姿が見えなくなった。

  「藤井さん?・・・きゃ!!あっ・・・ダメ。」

 暗闇の中、私の足の間からからピチャピチャと湿った音が聞こえてくる。太腿の内側に、藤井さんの髪が触れる感触がした。藤井さんの舌が私の一番敏感な部分を刺激していた。

  「はあ・・・。ああ・・そんな風に舐められたら、私。気持ち良すぎて・・。」

 

既に湿り気を帯びていた私の秘部は、とめどなく蜜を溢れさせた。私の秘部から溢れ出る蜜を、藤井さんは舌先で全て綺麗に舐めていった。

  「・・ふぅ。こんなに溢れさせて・・・。琴野ちゃんって、敏感なんだね。」

 暗闇に目が慣れてきた私の前に、藤井さんの顔が薄っすらと浮かび上がった。いつものように紳士的で優しい顔。少し興奮したのか、肩で息をしているのが分かった。

私が、藤井さんの肩にそっと口づけすると、肌がピンク色に染まった。私は自分が上に彼の首筋をなぞりあげるように唇を這わせていき、耳を甘噛みした。

  「んっ・・・ああっ・・・琴野ちゃん。」

 私達は、口づけを交わしながら、もつれ合うように布団の上に倒れ込んだ。藤井さんの胸に手を当てると、心臓が大きく脈打っているのが分かった。

  「藤井さんの心臓の鼓動、早くなってる。」

  「・・・ばれちゃった?じゃあ、もう遠慮しないよ。ベッドの方を向いて掴まって四つん這いになって。」

 私は彼に言われるままに、ベッドの上に手を載せて、藤井さんの方にお尻を向けた

  「入るよ。」

 思わず緊張して力が入った私は、ベッドのシーツを両手でギュッと握りしめた。

  「琴野ちゃん、力抜いて。」

 藤井さんは、私の背中に覆いかぶさり、自分の分身を挿入すると、両手を私の手の上に重ねた。

 そのまま腰をゆっくりと回しながら、膣の中をかき回していく。

  「あっ・・・・あー!!やっ・・・。もう・・私、いっちゃうよ。」

  「琴野ちゃん。1人でいっちゃダメだよ。」

 藤井さんは、自分の分身を引き抜くと、ベッドの上に座り、壁にもたれかかった。

  「俺の上に乗って。」

 反り上がった藤井さんの分身を目にした私は、たじろぎつつ、ゆっくりとその上に自分の腰を落としていった。

  「あっ・・・んんっ・・・。」

 自分の分身を全て呑み込んだのを確認すると、藤井さんは再び腰を動かし始めた。

 下から激しく突き上げられて、頭の奥まで痺れそうな快感に包まれていく。

 

  「そういえば、まだココは触って上げてなかったよね。」

 藤井さんは、腰を動かしながら、私の乳首を摘んだ。 

  「んんっ!!あんっ・・・。そんなに同時に責められたら・・。」

  「気に入らない?じゃ、これでどう?」

 胸の谷間に「ふぅっ」と息が吹きかけられた。

  「あっ・・・いやっ。くすぐったいです。」

 

 藤井さんの手で、絶頂寸前まで高められた私の身体は、微かな刺激に敏感に反応した。

  「藤井さん・・・お願い、もうイカせて。」

 藤井さんの肩に抱きついて、私は懇願した。

  「いいよ。一緒にイこう。」

 藤井さんの熱い液体が私の中に放たれ、私達は昇天した。

 「藤井さんって、以外とSなんですね?」

翌朝、ベッドの中で私が呟くと、先に起きていた藤井さんは、手のひらで私の額をペチッと叩いた。

 「琴野ちゃんが、上機嫌になるとお酒飲みすぎるのと同じ!!」

 「そういえば、そうですね。」

私達は、朝の柔らかな日差しの中、顔を見合わせてクスクスと笑った。窓の外には、散り始めた桜の花びらが舞っていた。

-FIN-

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