恥ずかしいのに気持ち良い…先輩にイカされちゃったはじめてエッチ (ページ 2)

「ね、レイナ」

 ひざまくらの体制のまま、大人しかったカイジ先輩が仰向けになる。

 そして、つっ――と。

「ひゃっ!」

 耳たぶからあご、ゆっくりと鎖骨を指先でくすぐられる。

「あぁいうの、したことある?」

 主人公がヒロインをソファに組み敷き、激しく荒いキスをしながら、その手はスカートに潜り込み……。

「あ、あるわけないじゃないですか!」

「レイナ、顔真っ赤。かわいいなぁ、この程度のぬれ場で意識しちゃうなんて。AVとか見ないの?」

「見ません! 先輩じゃないんだから! 第一、意識なんてしてないし!」

 ぷいっと顔を背けると

「へぇ、嘘はよくないなぁ」

 カイジ先輩はむくりと起き上り、がばっと私の身体を抱きすくめた。

「ちょっ……! なにするんですかぁ!」

 押しのけようとしたけれど、抵抗虚しく、ソファに押し倒されてしまう。

 ……まるで、今見ている映画のヒロインみたいに。

 カイジ先輩は私の手首をまとめるように掴むと

「ほら、めっちゃ心臓早くなってる……」

 ふに、っと、優しく私の胸を掴んだ。

「……っ!」

 恥ずかしさのあまり、絶句する。

 先輩の大きな掌におさまってしまう、私のちいさな胸。

 先輩はむにむにとよせると、その谷間に顔をうずめる。

「んー……いいにおい……てか、やわらか……」

「も、もうこれ以上したら怒りますからね!」

「えぇー……レイナはこういうことに興味ないの?」

 先輩は優しく服の上から乳首を撫でる。

「な……っ!」

「顔真っ赤……あぁ、耳も赤い……」

 こりこりと指先で乳首を転がし、耳たぶをちゅっと吸われる。

「ひぁっ!」

 そんなことをされたことがない私の身体は、びくんとはねて、身体の奥から、とろりとした液が溢れるのを感じた。

 かりかりと爪を使って引っかかれる乳首がむず痒い。

 かと思えば、突然むにっと胸をこねられる。

 恥ずかしさのあまり顔から火が出そうで、涙がにじんだ。

「ごめん、レイナ。マジでいやなら続きはしない。……でもさ。俺の、レイナがかわいくてもうこんなになっちゃった」

 カイジ先輩は私の手をとると、自身のそれを触らせる。

「あっ……」

 カイジ先輩のそこは、固く大きくなっていて、服の上からわかるほど熱くなっていた。

(こ、これが男の人の……こ、こんなに固くておっきくなるの? えぇー……普段はどうなっているわけ?)

 服の上からだけれど、はじめて触った感動に硬直する。

 さわさわと撫でると、苦しそうにズボンを押し上げ、びくんとした。

(なんかかわいい……)

 私はつい夢中でこすこすとそこをなでる。

「はっ……それ、すっげー焦らされてる……。無意識? それともおねだりなの?」

「あ、そ、その……」

「興味あるんでしょ? えっちなこと」

 カイジ先輩はにやっと笑い、私の顔をのぞきこむ。

 視線がぶつかると……その熱っぽい視線にうっと言葉をつまらせた。

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