騙されてAV女優になった私。失敗ばかりしていたら、監督自らの演技指導が始まって (ページ2)

「感じてなんか……!」

 茂木監督はブラウスをたくし上げてスカートから引っ張り出すと、私の脇腹に優しく触れた。びくんと体が跳ねる。私は脇腹を撫でられるのに弱いのだ。

 何度経験してもやはり、よく知らない男性に触られるというのは怖い。しかし、じわじわと上に向かう茂木監督の手に、私は期待にも似た予感を覚えた。

 茂木監督は首筋を舐め続けながら、ブラジャーに手を潜り込ませた。

「あっ!」

 演技ではない声が出た。茂木監督の指は丁寧に私の肌の上を滑る。そのどこまでも優しい触れ方に、とろけそうなほど心がほぐれていく。

「あんた、彼氏いるの?」

「関係ないでしょ!」

「いないんだ。じゃあ、最後にセックスしたのはいつ?」

 台本通りのセリフのはずなのに、茂木監督から言われると本当のことを答えそうになる。私の初出演の作品から何度か一緒に仕事をしているうちに、親近感が湧いていたのだろうか。

「ほら、言えよ」

「いやっ」

 茂木監督は片手でブラウスの上から胸を揉みしだき、もう片手をスカートの中に差し込んできた。

「いやだなんて嘘だろう。もうグチョグチョじゃないか」

 本当に、もう濡れている。茂木監督が上手すぎて我慢なんかできないのだ。セリフの代わりに喘ぎ声が出そうになる。

「お前は型にハマりすぎなんだよ」

 茂木監督がセリフとは違うことを話しだした。

「アドリブをいれたっていいし、本当にいやなら全力で拒否すればいい。仕事だからってなんでもかんでも我慢するんじゃない」

 私は驚いて茂木監督の目を覗きこむ。

「でも、契約だから」

「もちろん、女優を辞めるなんて認めないぞ。おまえは俺が見つけた最高の女なんだから」

 最高の女。もしかして茂木監督は女優としてではなく、女として私を見ているのだろうか?

「アミ……、愛してる」

 突然の告白に驚きすぎて、身動きできない。茂木監督は、そっと私の頬にキスをした。

「いやだなんて嘘だろう。もうグチョグチョじゃないか」

 再び、セリフを口にする。私はギュッと唇を噛んでから、口を開いた。

「そうよ。あなたの指が気持ち良すぎて、たまらないの。もっと、もっと触って」

 私の心からの言葉に驚いたらしい茂木監督は、大きく目を開いた。

「アミ、いいのか、俺で」

 私は黙って頷く。茂木監督は私の肩を押して、そっとシートに横たえた。
 スーツをはだけたまま、スカートをめくりあげ、茂木監督が私の股間に顔をうずめる。

「はあん!」

 下着の薄い布越しに、ふっくらと盛り上がった恥丘を甘噛みされて、感電したみたいにビクンと体がしなった。愛液はさらに漏れ出てきてシートに染みを作っていく。

 下着をずらして、茂木監督の舌が私のクリトリスを捉えた。

「ひゃああん!!」

「いいぞ、アミ。いい声だ。最高の映像が撮れる」

「え?」

 快感でぼーっとした状態で辺りを見渡すと、スタッフが戻ってきていた。男優がカメラを構えて撮影している。