彼氏と映画館に行ったら眠ってしまい、気づいたらあそこをイタズラされてました。 (ページ 2)

「ほら、千歳。立って」

啓司は私を立たせると、出口やトイレに向かう観客の間を縫うように進んでいく。

着いたのは、まだ映画が上映中である他のフロア。

そこのトイレに誰もいないのを見計らって、啓司は私を押し込めた。

「ま、待ってよ、こんなところで……」

「何言ってるんだよ、千歳だって我慢できないくせに」

「う……」

啓司の言うとおりだった。

私の体は、早く彼のペニスが欲しいと叫んでいる。

「……あまり激しくしないでね」

「了解」

観念した私は、狭い個室で少しでも彼が動きやすいように壁に手をつく。

啓司は私のショーツを下ろすと、濡れそぼったあそこに取り出した勃起したペニスを押し当てる。

「じゃ、行くぞ」

そう言うと、ペニスが入り口をこじ開けて入ってきた。

「ん……んんっ!」

「くっ……ふう……」

一番太い部分が入ると、そこからは痛みもなく奥まで行き着く。

「はあ……はあ……」

体の熱を少しでも外に出すように、荒い呼吸を繰り返す。

それが収まってから、啓司が腰を前後に動かし始めた。

「あ、あ……んっ!」

徐々に気持ちよくなっていき、ここがトイレだと忘れてしまいそうだ。

けれどその瞬間、トイレに誰かが入ってきた音が聞こえた。

私と啓司は息を潜め、足音に耳を傾ける。

その間、当然のことながら私たちはお互いの熱に感じながらも身動きがとれない。

入ってきた誰かは私たちに気づくことなく隣の個室に入り、用を足して出ていく。

そして、私たち以外に誰もいなくなった瞬間、啓司が激しく腰を動かし始めた。

散々焦らされた私も我慢ができず、声を出してしまう。

「あ、あぁ!!イク、イクぅ!」

「くうっ!」

抜けてしまうギリギリまで引き抜かれたペニスが一気に奥まで挿入された瞬間、その衝撃で私たちはイッてしまった。

それは私が今までに感じたことのないほどの快感だ。

外でするのがこんなにも興奮するだなんて知らなかった。

(どうしよう、癖になっちゃいそう……)

啓司とキスしながら、私はそんなことを思った。

-FIN-

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