久々に参加した同窓会で再会した男友達のはげしさとやさしさの二重奏に翻弄される

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久々に参加した同窓会で再会した男友達のはげしさとやさしさの二重奏に翻弄される (ページ 1)

まさか、こんなことになるとは。

ぼんやり、熱いシャワーを浴びる。

久々に同窓会に参加しようと思ったのは、たんに暇になったからだ。

最近、会社の居心地があまりよろしくない。

回ってくる仕事ががくんと減った。

次を探せというサインだろう。

しばらく前、こっぴどい結末を迎えた恋と同じ。

「入るぞー」

「ちょっ!?え!?」

「いいじゃん、同じ釜の飯を食った仲だ」

柴田くんは後ろから、しぶきごと、私を抱きしめた。

「その例え、なんか違くない?」

近づいてくる唇を受け止めながら、負け惜しみを言った。

「やっぱ可愛くねぇ。でも可愛い。相原だから可愛い。」

可愛いなんて言われたの何年ぶりだろ。

思わずかっとなった。

熱いシャワー、熱い身体。

柴田くんの意外にたくましい腕にドキドキする。

くるり、そのたくましい腕で、向きをかえられた。

「・・・やだ・・・恥ずかしい、よ」

「そんな声聞くの、初めてだ」

私のあごをつかみ、目をのぞきこみ、柴田くんは、にっこりした。

私の口いっぱいに彼の舌が広がる。

私の舌も、彼のもとへ吸い込まれていく。

絡め合うと、水しぶきと唾液で、顔がぐしょぐしょになった。

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