タレントとして成功するため、嫌々社長の性奴隷となっていたはずなのに… (ページ 2)

「ほら、ちゃんと鳴いて」

パンッ!パンッ!パシンッ!!

「んんっ!痛いっ…ああっ!!」

私は涙を流しながらも必死になって耐える。
それでも容赦の無い打擲が続き、やがて臀部全体が真っ赤に染まっていく。

「ほら、お礼はどうした?」
「ありがとう…ございますっ!ありがとうございますっ!!」

私がお礼を言うと、大輔は再び平手を振り下ろす。
パシンッ!!

「ああっ!」
「ふぅ。今日はこれぐらいで許してあげよう。また明日も頑張りなさい。仕事はとってきてあげるからね」
「は…い…ありがとう…ございます…」

*****

…そんな生活が続いて、一年が経った頃。
気が付けば、私はこの業界で代わりが効かないほどの地位を手に入れていた。
性奴隷として尽くす対価として、大輔が持ってくる沢山の仕事。
それらを全てしっかりとこなし続けていたのだから、当然の結果だろう。
もはや大輔の力が無くとも、全く問題なくこの世界で生きていけるようになっていた。

「事務所を辞める…だと?」

大輔は驚きと怒りが入り混じった表情で私を見つめた。

「はい、もう私にはあなたの力は必要ありませんから」

私は淡々とした口調で答える。

「ふざけるな!ここまで世話になっておきながらよくもそんなこと…!」

大輔は怒鳴り散らすが、私は怯まない。

「もう何を言われても変わりません。今までお世話になりました」

そう言うと、私は事務所の出口に向かって歩き出す。
やっと自由になれるのだ。
この扉を開いた瞬間、私はもう恥辱を受けることは無くなる。
そう…もう体を弄ばれることも、快楽を植え付けられることも無くなる。

「…」

私はドアノブに手をかけたが、そのまま動くことが出来なかった。
その様子を見て、大輔は安堵と共に、勝ち誇った表情を浮かべる。

「残念だったなぁ茜」

大輔は私の腕を掴み、無理やり体を自分のほうへと向けさせる。

「離してください!もう私は…」

強い口調で拒絶しようとした私の目に、見慣れたものが飛び込んできた。
その瞬間、頭の中で私は理解してしまう。
もうこの人には抗えないのだと。
私はいつからか、自分からこの人を求めていたのだと。
床を指さす大輔を見て、私は気が付けば四つん這いになっていた。

コメント (0)

コメントを書く