女装趣味の合法ショタ彼氏くんは欲求不満?媚薬えっちで気持ちよくなっちゃおう♡ (ページ 2)

私は誠に言われた通り口を開ける。
誠は媚薬入りの小瓶を一気に傾けると…その中身を口移しで私に飲ませてきた。

飲ませてくるときに舌同士がぶつかってゆるやかな快感を生む。
くちゅくちゅという淫らな音が部屋の中を支配している。

全部を飲み終わった後にやっと唇が離される。
離れていく唇同士の間には唾液のアーチがかかっていた。
その奥では誠が満足そうに笑っている。
その表情で私は悟った。
…誠は媚薬をほとんど飲んでいない。

「即効性の媚薬、用意したんだよ」
「やっぱり誠は抜かりないね…」
「…いつもみたいに振舞えるのも今のうちだから」

ああ、やっぱり誠は欲求不満…どころか不機嫌なんだ。
媚薬には感情を引き出す効果もあるのか、誠の細かな感情の機敏が手に取るようにわかる。
そう思った私は続く誠の言葉に驚く。

「今日は挿入なし。綾香には玩具で気持ちよくなってもらう」
「…おあずけってこと?」
「悪い?もともと僕を思って誘ってくれたんでしょ」

要するに誠は「今日は自分の好きにさせろ」と言っているのだ。
普段ならそんな横暴を言わないでと切り捨てていたかもしれない。
でも、そんな言い方をされると私は何も返せなかった。

*****

「ん…どう、気持ちいい?」
「ん…ぁ、ふ、んぅっ…!」

媚薬を飲ませられてからはあっという間だった。
気づけば…という言葉で例えるしかないくらいの短い時間だ。
私は玩具をつけられた状態で軽い拘束を受けていた。

胸の先端には大きめのローターがつけられている。
ぐぐぐと身体の奥まで響くような振動は、少しずつではあるが私のことを確実に気持ちよくしている。

そしてナカには小さめのバイブ。
いいところにあたり続けるように固定されたそれは、最短距離で私を追い詰めようとしてきているとわかる。

手には低粘着のテープ…、両手をたばねてひとつにするような貼り方をしている。
あとでかぶれないくらいには弱い拘束だけど、力づくでとるのは私の力では不可能だろう。

「声、我慢するの必死じゃん」

誠はそんな風に…冷たくも聞こえる声色で言うと、私に挿入されているバイブの強さを最大にした。
それはだめ…そういう暇もなく私は強い快楽を感じる。
ただでさえ媚薬で感度が上がっているところにこの仕打ちはひどい。
このままじゃ私は何分と持たずイってしまうだろう。

「あ…あ、っ、きもちい、いや…!」

理性で言葉を組み立てられない。
気持ちいいという感情がそのまま喘ぎ声になってしまっている。
それでもこれ以上はまずいと思った私は必死になって唇を嚙みしめようとする。
しかしそれは誠が指を私の口に突っ込んだことで妨害された。

「我慢しようとする綾香…かわいい」
「…っ、んぅ!」
「でもだーめ。噛んだらお仕置きするから」

お仕置きという言葉に無意識に体が反応してしまう。
けれど誠はそんな私の機敏すらも見抜いているようだった。

「…何、期待してるの」
「や、してな…!あっ、うっ、」
「はやくイっちゃいなって!」

誠はぴしゃりと言うと私のクリトリスをぎゅっと摘まんだ。
ちょっとした痛みが全身の快感をブーストしていく。
だめ、これ、イっちゃ…!

「…あはは、ばかみたい」
「イった…イっちゃった、」
「ふうん…」
「ねえどうして、今日の誠、なんかいじわる…!」

私は感情に任せてそう言った。
普段は不機嫌の原因にまで踏みことなんてない…、けれど今の誠はなんだか異常だ。

誠の恋人として困ったことがあるなら見過ごせない。
でも誠はもっと不機嫌になってもっと過激になるかもしれない…、そう覚悟して私は目を閉じた。けれど誠はなにもしてこない。

私は目を開ける。視界の中心では誠が泣いていた。

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