久しぶりに制服を着てほしいとリクエストしてきた彼は、私の姿に欲情しちゃって…

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久しぶりに制服を着てほしいとリクエストしてきた彼は、私の姿に欲情しちゃって… (ページ 1)

「ねえ、高校の頃の制服、まだあったっけ?」

「…へ?」

輝真と綾乃は事後、ピロートークでそんなことを話題にしていた。付き合ったのは18歳のころ。ちょうど高校を卒業したてのころで、もうかれこれ5年目に突入している。

綾乃は輝真の乳首をつんつんと、喋りながら無意識に触る。輝真はそれを黙ってされるがままになりながら、綾乃の髪をなでていた。

「…あるけど…」

「今度着てくんない?久しぶりに綾乃の制服姿、見たい」

「…何それ、変態っぽくない?」

「なんだよー!彼女の制服姿見たいと思うのは普通だろ?」

「普通かなあ?…ま、いいや、今度ね」

「ええー明日がいい」

輝真の冗談とも、本当ともいえない要求に、綾乃はそれに倣うように適当に返事をした。

確かに、最近の2人は、セックスのマンネリ化が否めない。…5年もたてば、それが来るのは当然で。言葉の要らない関係には、なれたような気はしているが、それでも夜の営みには少なからず不満というか、言葉で表せない何かが募っていた。

…本当に、制服、用意しちゃおっかな。

綾乃は、いたずらする子供のような顔をしながら、裸のままの輝真に抱きついて、眠りについた。

*****

2週間後、午後7時半。

今日は輝真の仕事が8時に終わる予定で、綾乃は休みで家にいた。

「…っと…ま、まだいけるよね…?」

綾乃は、高校時代の制服を実家から引っ張り出してきて、早速着てみた。

綾乃の通っていた高校の制服は、シンプルな紺のセーラー服。スカートの裾の部分に白い線が2本、入っているものだった。

当時綾乃は、地元で一番かわいい制服の高校に通いたいという理由で、この高校を選んだほどだった。実際、この制服は地元で一番かわいいと評判で、綾乃自身も後悔はしていない。

足元にはルーズソックス。自分の代では流行っていなかったが、流行に乗った妹から借りたものだ。

そしてそれを着たまま、綾乃は料理を作る。今日はカレーだ。

…どんな反応、するかな。

綾乃はそんなことを思いながら、ルンルン気分で鍋をかき混ぜていた。

そしてほどなくして、輝真が帰ってきた音がした。

「ただいまー」

ガタゴトと靴を脱いで、荷物を下す。…いつもと同じ音。そんな音に、今日は綾乃はいやに緊張していた。

「はぁ~カレーいい匂い~!綾乃ビールとって―――」

話をしながら入ってくる輝真。扉を開けると、そこには彼女のセーラー服姿。輝真は言葉が詰まり、綾乃の姿にくぎ付けになっていた。

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