私にドSな彼はある日の飲み会後に普段見せない一面を見せてきて…

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私にドSな彼はある日の飲み会後に普段見せない一面を見せてきて… (ページ 1)

「ちょ…っ、せんぱ、い…!」

「どうしたの、結奈?ちょっとしか触ってないのになんでこんなふうになってるの?」

「ぅあ…だって…、先輩がそこばっかりいじるから…」

「…可愛い。もっと声、聴かせて?」

どうしてこうなったのか、私にもわからない。…いや?わかっていたのかもしれない。

これは、恋愛下手な私が、人生で一番幸せなワンナイトラブを過ごした話。

*****

「だ―かーらちゃんと使ったものは元の場所戻せって言ってんだろうがこのズボラ女!!」

「ちょっと置いておいただけなんですけど。てかあたしも竜先輩からまだ貸したボールペン戻ってきてないんですけど返してもらっていいですか」

「あれは俺のになったの!…てかそうだっけごめん、もーちょい貸しといてくんない?」

「…ったく」

私と竜先輩の会話は、いつも口論から始まる。

嫌いだからしているのではない。いうなれば、じゃれあいみたいなものだ。

先輩と私は、4つ年が離れているが、ゲームという共通の趣味があり、それで仲が良くなった。

出会ってから3年近く経つが、今では容赦ない言い合いを毎日繰り広げている。

「竜くーん!!こっち手伝ってくんなーい?竜くんしかいなくてさー」

「だから俺使うと高いって言ってるじゃないっすかほかの人に頼んでくださいよー!」

「そこをなんとかさ~!よろしくね!」

「…しょうがないですね、もう…」

「竜くんそれ終わったらこっちもー!力仕事!」

「もー無理っすってば!結奈に頼んでください!」

「なんであたし!?無理ですっていま対応中!」

竜先輩はみんなの人気者だ。私はいつしかそんな先輩に惹かれていた。

だから、毎日の無駄な口論も、自分に振られてきた仕事を私に押し付けるところも、大好きなのだ。仕事と恋愛は違うって思うかもしれないけど、私の場合同じなのだ。

それには1つ、理由があった。

会社の古参ならわかるが、竜先輩には彼女がいる。もちろん私も、知っている。

だけど私たちは、会社公認の仲良しコンビなのだ。矛盾しているけど、私たちの関係はいつからかこうだった。

「あ、そういえば2人とも!来週会社の飲み会あるんだけど、出席に○付けといたから!楽しみだね~!」

「俺らの予定フル無視っすか…まあ出るけど。結奈は?」

「え?あー…まあ、あたしもなんもないんで出れますけど…」

「うっし!じゃー俺らで店の酒なくしてやろーぜ」

「付き合ってられません」

飲み会、か。

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