羞恥心から発した先輩命令が逆効果に!? 気絶しそうなくらいに責められた夜。 (ページ 2)

「いい顔になってきたね」

 武志さんの舌で敏感になった乳首を転がされると、気持ち良さにため息が出てしまう。私、いったいどんな顔をしているんだろう。

 思わず顔を隠すが、武志さんにそっとどけられてしまう。

 セックスの時、彼はいつも私の顔を見たがる。とてもきれいな表情をしているとは思えないのだけれど、彼に言わせると快楽に酔った何とも言えない色っぽい顔なのだとか。

 でも、そう言う武志さんも、外では絶対に見せない色気を発していると思う。だから、もし私がそういう顔になっているのなら、それはたぶん武志さんの色気にあてられたからじゃないかな。

 彼のぬくもりも感触もにおいも、全部欲しくなってしまうのだ。

 私は武志さんを抱き寄せた。

「もっと、そばに来て」

 キスをすると、苦しいくらいに応えてくれる。彼の舌に絡め取られているうちに、身体だけではなく頭の芯までしびれてきてしまった。

 ショーツに指をかけられたので少し腰を浮かせる。薄い布はするりと抜けていったけれど、クロッチ部分が離れる時にはやや吸いつく感じがした。もう濡れているのだろう。

 秘部に彼の指が挿し込まれる。思っていた以上に濡れていたようで、ほとんど抵抗なく深くまで挿れられた。

 ナカを探られ、腰が浮く。何とも言えない異物感と同時にあふれてくる欲情。

「ずいぶんあふれてるな」

「……っ」

 そんなこと、言わなくていいのに。まるで私がとてもみだらな女みたいじゃないの。

「は、んぅっ、指、増やさないで……ッ。やぁッ」

 グチュグチュとナカをまさぐる二本の指。慣れたように私が感じるところを責めてくる。ここを責められると、私が何もできなくなることを知っているのだ。

 来る、と感じた直後、全身を快感が駆け巡った。

「あッ、んああッ」

 ナカに埋められたままの彼の指の存在を生々しく感じた。

 絶頂の震えが落ち着くと、半開きだった脚を大きく開かされた。

「あ、いや……」

「いや、と言うわりには指に絡みついてくるけど」

 身体は正直と言うのは本当だ。私の身体は武志さんを欲している。指じゃない、いつも私を快楽に突き堕とす彼自身が欲しい。

 けれど、自分から「挿れてほしい」なんて言うのは恥ずかしくて……。

 ゆるゆるとナカで動く指の刺激がもどかしい。武志さんを見ると、彼は私の言葉を待っているような熱のこもった視線を送ってきていた。

 顔がカッと熱くなる。この人、私がどうしてほしいのか知ってるんだ。それをあえて言わせようとしている!

「……武志さん、先輩命令です。今すぐ目を閉じなさい」

「え、なんで?」

「……いいから」

 あんな目で見つめられ続けていたら、きっと私の口からはとんでもなくいやらしい言葉が出てしまうだろう。そうなったら、これから恥ずかしくて顔を合わせられないじゃない。

 私の思いが通じたかどうかはわからないけれど、武志さんは目を閉じてくれた。

 少しホッとした時、突然、ナカに挿れられたままの指が積極的に動き出した。

「あッ、や、あぁんっ」

「なるほど……目を閉じて、もっと佳織さん自身を感じてほしいと」

「や、そんなつもりじゃ……あぅッ、ァッ、あぁッ、そんな擦っちゃ……ああぁんッ」

 奥と女芯を同時に責められ、なす術もなく上りつめてしまった。

 息を整えている中、ちゅぽっ、と指が引き抜かれた。と思ったら、すぐに指よりもっと太いものがねじ込まれてきた。

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