彼女を溺愛しすぎている彼とのSEXはただひたすらに甘く、指だけでは我慢ができない (ページ 2)

 まさかあの悲惨な豚肉があんなに美味しい炒飯になるなんて。

 塩辛さを打ち消すために米を追加していったら、一食では食べきれない程の量になった。残りは冷凍したので、またいつでも食べられる。

「杏奈〜、ありがとう〜」

 毛足の長いラグの上でくつろぐ彼女をぎゅうぎゅうと抱きしめる。

 俺が落ち込まないように明るく声をかけてくれたこと、俺の料理を無駄にしないために工夫してくれたこと、ただ卵をといただけの俺に対して一緒に料理するのが楽しいと思ってくれたこと、完成した炒飯を食べる時の美味しそうな表情、俺が洗い物をしていたら構ってほしそうに周りをうろうろする所、全てが愛おしくて愛おしくてどうにかなりそうだ。
 
 というか、どうにかしてしまいたい。

「大好き」

 ちゅ、と杏奈に口付ける。

「私も」

 幸せそうに言う彼女が可愛くて我慢できない。何度も何度も口付けて、そのうち舌を絡めて深くキスをする。

「んっ…ふ…渉、くん…」

「杏奈…」

 ああ可愛い、めちゃくちゃにしてやりたい。

 体目的だと思われたら嫌だから言わないけど、こんなに可愛くて愛おしい彼女なんだから、いつでも抱きたいに決まっている。大好きな彼女が乱れる所なんていくらでも見たい。

「ね、渉くん…したい…」

「うん、俺も…したい」

 深いキスを繰り返していたら杏奈から誘ってくれた。ああ嬉しい、最高の気分だ。最高に愛おしい。

「ベッド行く?」

 俺の誘いに首を横に振る。

「ここでいいから、早く…」

 こういう、したくなると我慢ができない所も物凄く可愛い。

*****

「あっ…ん、っあ…」

 胸の突起を舌で押し潰すたびに、ぴくぴくと体を震わせて可愛い声を漏らすのがたまらない。

「杏奈……」

「っあ…! も、やだ…渉くん…」

 もどかしそうに膝を擦り合わせているのには気付いていたけど、胸も胸を愛撫した時の反応も愛おしくて、あえて下には触れなかった。そうしたら我慢できなくなった様子で俺の腕を掴んできて、ああもう、可愛いな。今すぐ入れたいけど、杏奈が大事だから我慢する。

「こっち、して…」

 蕩けた顔で俺の腕を下腹部に誘導する。可愛い、可愛い。いくらでも望むまましてあげたい。

 下着を脱がせて、指を這わせた。

「あっ…! あ、う…っあ、あ…」

 軽く触れるだけのつもりだったのに、予想以上にとろとろと潤っていたそこは、俺の指をあっさりと受け入れてしまう。
 
「すご…すぐ入っちゃったね」

「あっ、だって…早く、したい…」

 指を埋め込んで、お腹側をぐりぐりと押すように刺激すると、杏奈の体が跳ねる。彼女の弱い所なんて、もう知り尽くしている。

「あ、あっ…! 渉くん、ッあ…!」

「もう少し慣らしてからね」

 耳元でなるべく優しく声をかける。彼女が望むだけしてあげたいし、俺だって今すぐ繋がりたいけど、彼女の体が最優先だ。

「やだあっ…あ、っあ…! やだ、早く、したいよ…お願い…」

 そんなに煽るのやめてくれないかな、大事にできなくなってしまう。

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