SNSでエッチにいじめられたい妄想を投稿していた私。その秘密が後輩にばれてしまい…

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SNSでエッチにいじめられたい妄想を投稿していた私。その秘密が後輩にばれてしまい… (ページ 1)

「わぁ、こんなに『いいね』ついてる…」
誰もいないオフィスで、私はうっとりため息をついた。
とあるSNSアプリ。その中には私の秘密が閉じ込められている。

『今日は黒のレースのTバック♡誰かに見られたらってドキドキしちゃう♡」
『ちょっと強引に言葉責めされてみたいな♡』
『アソコをぐちゅぐちゅにいじめられてみたい♡』
『太いおちんちんで奥までいっぱい突かれたい…♡』

誰かに見られたら、絶対変態って思われる。そんなコメントや写真を投稿するエッチなアカウント。それが私の秘密だ。

ただ妄想を投稿するだけでも興奮するけど、いいねや『エッチだね』『触ってあげたいな』なんてコメントがついてると、エッチな私が見られてるんだってドキドキする。

このアカウントのことは絶対にバレたくないけど、いつか誰かに正体がバレて「優香は変態だね」なんてエッチなお仕置きをされたら…。そんな妄想をしながら、残業中にこっそりアカウントを見るのが最近の楽しみ。

「優香さん?何してるんですか?」
「きゃっ!?直人くん、まだいたの?」
「忘れ物があって、戻ってきたんです」

いつの間にか後ろに立っていた直人くんに、ビックリして身体が跳ねる。慌ててスマホを後ろに隠した。

直人くんは私の後輩だ。痩せ型で、クリクリの天然パーマにかわいい系の顔立ちをしてる。だけど厚い眼鏡をかけて、体に合わないダボッとしたスーツを着て、どこかやぼったくて冴えない子。私が一時期教育係をしてたから、今でも時々話す仲だった。

「ざ、残業!ちょっとメッセージが来てて見てたの!」
オフィスチェアを回転させて、パソコン作業に戻るふりをする。ドキドキして、集中できそうにない。そんな私に直人くんは爆弾を投げてきた。

「エッチなコメントをですか?」
「えっ!?」

びっくりして振り返ると、直人くんはスマホを見せてきた。
「これ、優香さんのですよね?」
そこに表示してあるのは確かに私のアカウントだった。

バレてた、そう気付いて青ざめるけど、同時にゾクゾクしたものが背中を駆け上がる。私、これからどうされちゃうんだろう―

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