禁断の擬似ゴルフレッスン!バックハグから伝わる彼の熱い塊を欲し、おねだりしちゃう私

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禁断の擬似ゴルフレッスン!バックハグから伝わる彼の熱い塊を欲し、おねだりしちゃう私 (ページ 1)

共通の友人が企画したバーベキューで意気投合し、付き合って一年がたつ舞香と湊。舞香が三十五歳、湊が三十八歳ということもあり、喧嘩もなく、ゆっくり過ごすことが大半だ。

 二人とも土日が休みなので、舞香が湊の家に泊まるスタイルがすっかり定着していた。

 お互いの趣味に干渉することのない心地よい関係性は、やはり大人の恋の醍醐味だと思う。

 その日も、二人で近所の中華料理屋で冷麺を食べ、スーパーに寄って帰ってきた。そんな穏やかな二人だが、ベッドではいつも湊が主導権を握っている。

 焦らしたり、少し強引になったり、舞香は湊に抱かれてから確実に性欲が強くなっている。

 濡れにくいと思っていたのに、湊に色々と開発されてからは簡単にスイッチが入り、ふとした瞬間に湊に激しく抱いてほしいと思うことが増えている。

 もちろんそんなことは言えないが、舞香の反応を見ると湊はもっとしたくなるらしい。そのせいか、湊も試したいことが増えているようだった。

*****

「すっきりした!」

 シャワーを浴びて、舞香がTシャツと短パンで出てくると、湊は人工芝のマットでゴルフのパッティングを練習していた。

 「来週日曜日、ゴルフになった」

 湊が申し訳なさそうに舞香に伝える。

「ひさしぶりだね。でも練習全然してないでしょ」

「うん、やばいかも」

 湊は定期的に上司や同僚からゴルフに誘われる。舞香は全くゴルフをしないが、湊から話を聞くのは好きだ。ゴルフの話をするとテンションが高くなり、スコアがどうだったか、スイングがどうだったかを本当に楽しそうに話してくれる。

「打つ強さの感覚が鈍ってる」

 ボールの軌道が少しずれ、カップの縁に当たってなかなかカップインしない。髪を乾かそうと思いながらも、なぜか舞香はじっと湊の練習を見入っている。

「そんなに難しいの?」

「さぁな、やってみる?」

「上手かったらどうするの!」

 冗談を言いながら、舞香はパターを握る。

「どうやって持つの?」

 何度か握ったことはあるが、初心者には変わりない。適当に両手を重ねる舞香を見て、湊はそっと背後に回り込み舞香の手の上に自分の手を重ね、握り方を教える。

「ごめん、髪が濡れてる」

「大丈夫。それより、足はもう少し狭めた方がいいよ」

「へー、そうなんだ。湊くん、教えるの上手いね。ゴルフレッスンみたい」

 バックハグの体勢で甘え放題の舞香は単純に楽しくなっていた。

「こういうのってフィーリングでしょ」

 舞香は何も考えず、軽くボールを打ってみた。

 ころころと転がり、そのままボールがカップに入る。

「うそー、凄いじゃん」

 思わず舞香は湊に抱きつく。

「レッスンだったら抱きつけないよ」

 頭をポンポンと撫で、湊は背後から囁いた。

「次、入らなかったら俺の言うこと聞いてよ」

「何それ」

舞香は湊の提案を軽く受け流す。

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