王子様とも呼ばれた女性が初々しい女の子をお持ち帰りしたら、逆に可愛がられました (ページ 2)

それからしばらく、真理香と藍那は会話を楽しんだ。

年齢が近かったこともあり、話が合ったのだ。

そして、気が付けば随分と時間が経っていた。

藍那はチラチラと時計を見ながら、どうしようかと迷っている様子だった。

そんな彼女の仕草を見て、真理香はそっと耳打ちする。

「ねえ、藍那ちゃん。この後、何か予定でもあるかな?」

「えっ!?いえ…ないですけど…」

「なら私と一緒に過ごさない?」

真理香の言葉の意味を察したのだろう、藍那の顔が赤くなった。

しかし、嫌だというわけではないようで小さく首を縦に振る。

「はい…よろしくお願いします」

その返事を聞き、真理香はニッコリとほほ笑んだ。

(初々しい感じで可愛い子だ)

内心ではそう思いながらも表には出さず、余裕のある態度で接する。

そして二人は会計を済ませると、店を後にして近くのホテルへと向かったのであった。

*****

「んぅ…ちゅぷ…んむぅ…じゅる…」

ベッドの上で、真理香は藍那と口唇を重ねる。

最初は軽く触れるだけのキスだったが、徐々に舌を入れて絡め合うディープなものになっていった。

藍那の初々しい反応からこういった経験はあまりなさそうだと思ったのだが、予想に反し、彼女は積極的に真理香を求めていた。

(ふふっ、なかなか積極的じゃないか)

真理香は藍那の積極的な行動に驚きつつも喜んでいた。

今までの相手は受け身なことが多かったため、こういう風に求められるのは新鮮であり、興奮を覚える。

「んちゅ…はぁ…藍那ちゃんって、結構積極的だね?」

「はぁ…はぁ…ごめんなさい…迷惑でしたか?」

真理香の言葉に、藍那は不安そうな顔で訊ねる。

「ううん、全然そんなことないよ。むしろ嬉しいぐらい」

「本当ですか?」

「もちろん。だからもっといっぱい求めて」

「はい…」

真理香の言葉に、藍那は再び口づけてきた。今度は先程よりも激しく情熱的なものだ。

(まあ、たまにはこういうのも悪くないかな)

そう思いながら、そろそろ自分が主導権を握ろうと藍那の服に手を伸ばそうとする真理香だったが、それよりも先に藍那の手が伸びてきて、真理香の服をはだけさせた。

「ちょ、ちょっと…藍那ちゃん?」

これにはさすがに驚く真理香だが、藍那は意に介さない。

「真理香さん…綺麗…」

藍那は真理香のブラジャーを外し、胸元へと顔を近づける。

そして、そのまま真理香の胸に吸い付いた。

「あんっ…いきなりなんて…あぁ…っ」

藍那の行動に戸惑いつつ、真理香は甘い声を上げる。

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