いつも淡白なエッチをする彼氏に、自分の魅力不足かと不安を感じていたが、実は絶倫だった話

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いつも淡白なエッチをする彼氏に、自分の魅力不足かと不安を感じていたが、実は絶倫だった話 (ページ 1)

「んん!? ん…ふ」

性急に唇を割り入ってくる舌に翻弄され、ゾクゾクとした淡い快感が押し寄せてくる。
上顎を丁寧にくすぐられて、チュッと舌を吸いながら直樹が離れる頃には、私はゆでだこさながらに顔を赤くし、荒い呼吸を繰り返していた。

なぜいま私は、少し怒ったような表情の彼氏に見下ろされ、このような事態に陥っているのか。
事の発端は、私が抱えていた悩みからだった――

*****

直樹のエッチは、どちらかというと…いや、だいぶ。淡白だ。

前戯に関しては、いつも気持ちよくて私はまったく不満はない…どころか、存外ねちっこいとさえ思っている。
前戯と挿入時を合わせると、何回イかされているか数えられないほど達している。
だから、直樹とのエッチには、本当に不満はないのだ。

私が何をこんなにもモヤモヤと悩んでいるかというと…直樹の性欲に対してだ。
まだ20代半ば。
人にもよるが、男性はまだまだ性欲の盛んなお年頃だろう。
けれども、直樹とのエッチは週に1回。
そして直樹のフィニッシュも週に1回。
…さすがに少ないんじゃないだろうかと、不満ではなく不安を感じているのだ。
だって直樹のモノは、射精した後も…元気なのに。
それなのに直樹は、主張している直樹自身を無視するかのごとく、1回終わったらすぐに後始末を始めてしまう。

付き合って3ヵ月。
一般的なカップルは、まだまだ恋愛やエッチを大いに楽しむ時期にも関わらず、この落ち着きよう。
直樹の性欲が少ないのか。(直樹自身を見る限り、そんなことはない…筈だ)
では、理由は私にあるのではないか?
私に魅力がない…というか、欲情しないのが問題なのか…?
こんな感じで、悶々と考え出したら止まらなくなってしまう。
とにかく私は、この先の性活について憂いていた――

*****

この悩みが共に過ごすうちにどんどん大きくなり、とうとう直樹に様子がおかしいと訝し気に問いつめられ…白状したところ、今の状態に陥っている。

なぜだろう。
こんなことを考える女なんて淫乱だと引かれるならまだわかる。
なぜ彼は、若干怒り気味に、しかししっかりと興奮しているのだろう。

その理由は、彼の発言で明らかになった。

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