夕暮れの教室、憧れていた恩師と一度きりの過ち (ページ 2)

夕陽に照らされた教室。

優しく頭を撫でる手。

巻き戻る時間と想い。

「水谷…んっ!?」

私は思いっきり横田先生のネクタイを引っ張り、唇を重ねた。

「ねぇ、先生。私、あの頃より大人になったでしょ?」

「…こういう分別の付かない事をするなんて、やっぱりお前はまだ子供だよ」

「じゃあ、先生が教えてよ。あの頃、教えてくれなかった事。」

再び唇を重ねる。

「…そういうとこが子供だって言ってるんだよ」

「え…きゃっ!?」

ガタン

「横田先生…んんっ」

机の上に押し倒した私に、今度は先生から唇を重ねてくる。

「んっふ…んん…」

ううん、重ねるなんて可愛いものじゃない。

私の唇の輪郭を舌でなぞり、小さく声を漏らすその隙間に強引にねじ込んでくる。

舌を絡め取り、暴れ回って私の口の中を犯す。

「っ…ふはっ…んっ」

息が苦しくなり、空気を求めて呼吸をしようとするのも許されず、また激しく塞がれる。

「横田先…生、くるし…」

先生の肩を下から押し上げようとするけれど、体全体の体重で押さえ付けられていて、それも叶わない。

それでも息苦しさから逃れたくて、私の顎を拘束している先生の手を退けようとしたその時。

薬指の指輪に触れた。

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