束縛彼氏から監禁されている中、外出したら…お隣さんに聞こえちゃう玄関エッチ (ページ 8)

「ばか…」

わたしを閉じ込めたいというのは、わたしの全てを独占したいという事と同義ではなかったんだろうか。

もう頭の中がぐちゃぐちゃにこんがらがっていた。

「…翔ちゃん以外に、聞かれるの…嫌なのに…」

抱きしめようとしていたのか、背後から伸びてきた手を払い退けたが避けきれず。

背を向けていた身体をくるりと向かい合うようにして、彼はわたしを覗き込み、そして正面から抱き締めた。

「…ごめん」

離してと言わんばかりに彼から距離を置こうともがいていると、ふいに翔が呟くように謝罪の言葉を口にしてわたしの片脚を持ち上げた。

「…あっ…あぁ、!」

そして再びぐちゃぐちゃになったそこに自身を埋めると、ゆるゆると腰を動かし始めた。

「なっ…ぁ…やだぁっ…」

この話の流れでそれはおかしいでしょうと髪の毛掴んで睨みつければ、彼は意地悪そうな表情を浮かべていた。

「俺も嫌だったんだけどな…」

「…あっ、ん…!」

「…栞があんまりにも気持ちよさそうだから、なんか…こういうのもいいかなって」

「!」

彼以外には絶対に嫌なはずなのに、実際いつも以上に感じてしまったのも事実だから言い返せない。

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